Do Swing 「Kiroron 1 - Kiroro Melodies」Oasis Records (VICP69001) 2000 - Japan
Toshiya Kameda(produce), Atsushi "Sushi" Kosugi(produce), Don Sebesky(arrange), Philippe Seisse(arrange), Cesar Camargo Mariano(arrange, piano), David Sanborn(sax), Jeff Mironov(g), Shawn Peiton(drums), Zev Katz(b), Leon Pendarvis(piano), Nick Moroch(g), Romero Lubambo(g), Mark Egan(b), Phil Woods(sax), Bob Mintzer(sax), Ronnie Cuber(sax), Peter Gordon(f.horn), Roland Hanna(piano), Russel Malone(g), etc.

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ●ラテン系(■ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        


Do Swingなる鎌田俊哉、Atsushi Kosugiからなるプロデュース・チームの手によるこの作品は、日本のKiroroのカバー集となっている。このチームはスマップの作品をカバーした「スマッピーズ」の2作のプロデュースもしていて、この作品は「スマッピーズ」の続編とも言えるような内容になっている。ライナーノートによると鎌田俊哉氏はKororoのプロデューサーでもあるそうだ。

1曲目は歌謡曲をほとんど聞かない僕でも知っているKiroroの大ヒット曲「長い間」をサンボーンが泣きのサックスでテーマを吹く。メロディーラインの方が印象的すぎてちょっとムード歌謡みたいな雰囲気にも聞こえる。

逆に妙にしっくりきているのが、「3人の写真」という曲をポルトガル語で歌っているヴァージョン。メロディー・ラインはそのままでブラジル風の味付けをしただけのシンプルなアレンジなのだが、まるでもともとボサノバの曲だったかな?と感じさせるほどはまっている。

アレンジが凝っているのは、「キセキ」という曲。巨匠ドン・セベスキーのアレンジしたオーケストラをバックにマーク・イーガンがフレットレス・ベースでテーマを奏でているのが、何とも言えない雰囲気をだしている。

他にもビッグ・バンド風のアレンジがあったり、ドラムンベース風があったりと盛りだくさんで楽しめるアルバムです。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay