この当時、学生時代でちょうどバンドをやっていた時期なんで、彼のこの作品の登場は強烈な印象を持っていますねぇ。 一曲目の「Left-Hndes Woman」のチャッチャッチャーというギターのカッティングと、セミアコ系の粘りっこいギターは、いつも頭の中で渦巻いていましたねぇ。 この作品を聴いた時の当時の感想は、日本人らしくなく、日本人らしい作品だなぁと思っていました。 今、聴いて見るとやぱりその印象は変わらず、アカ抜けして日本人にないセンスなんですが、全体的に日本人のプレイヤーのサウンドを感じます。 バックの面々はTOTOが殆どで、プロデューサーはHarvey Masonという強力な布陣は新人としは当時珍しい面子です。 今、10数年振りで聴いてますが今でこそこの作品は70年代の典型的なサウンドなんですが、当時としては私には画期的なサウンドに聴こえ、リトナー/ジェントルソウツの影響を感じながらも、何か新しいサウンドの息吹を感じていました。 現在改めて聴いてみると、ジェントルソウツ等の西海岸系のサウンドを上手く料理して自分なりに表現された作品だと思います。 邦楽フュージョンファンのみならず、洋楽ファンにも聴いて欲しい、幻の名作です。 ★脳味噌錯乱級買いっ!!!!(アスワン)
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\2,500 12/16/2000 at 新宿ヴァージン