Richard Beirach「Hubris」ECM->ユニバーサル・ミュージック(UCCE3008)1978/2000 - Japan - Reissue 

  Richard Beirach(p)
 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間  
  ○R&B                 ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系    
  ○ブルース系          ○ロック系     ●ECM系  

かつてソロ・ピアノがブームになり、ECMにおいてはキース・ジャレット、チック・コリアを始め、多くのソロ・ピアノ作品が残されました。本作はそんな流れの中に生まれた1枚です。

このリッチー・バイラークですが、なぜかECM時代の吹き込みは海外では全くCD化されず、過去のずいぶん以前に日本でのみCD化されました。そのためここ数年では、かなり入手困難だっただけに、今回のCD化は非常に嬉しいものです。

バイラークのソロ・ピアノは、実は他レーベルでも何度かソロ・ピアノ作品を吹き込んでいます。しかし、それらを聞いた中で一番シンプルであり、精神的にもピュアなのがECMに残した唯一ソロ・ピアノである本盤に思います。

あまりに美しく、センシティブ・・・よどんだ空気が浄化されるかのように、聞いているうちにいつしか気持ちの中もクリーンになっていく気がします。
それに本作は後のバイラークのスタンダードになるSunday Song,Leavingという名曲も収録してます。

実は自分もこの作品を買うのは5回目で、1枚残して他は友人にプレゼントしました。
あまりにも好きな作品で、なかなか入手困難な事もあり、中古で見つけると、つい・・・という事なのですけど。とにかく素晴らしい作品に思います。

最近は、日本制作で4ビート・ファン受け狙いの作品を吹き込んでいるバイラークですが、今一度精神性の高い作品を出して欲しい・・と、本作を聞きながらつくづく思います。

# あまりにピュアで美しいソロ・ピアノ作品です。(TKO)
 
 

   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow   Hard
Lyrical       Cool
Melodious         Out of melody/code
Conservative       Progresseve/Tricky
Ensemble         Interplay