Steve Kuhn「Ecstacy」ECM->ユニバーサル・ミュージック(UCCE3004)1974/2000 - Japan - Reissue

  Steve Kuhn(p)
 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間  
  ○R&B                 ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系    
  ○ブルース系          ○ロック系     ●ECM系  

えっと、念のために申し上げますが、本作はピアニストであるスティーブ・キューンの作品の紹介です。1字違いのKUHNとKHANでギタリストになりますが、お間違え無いよう・・・。

さて、最近メチャクチャ人気のあるベテラン・ピアニスト、スティーブ・キューンです。
この人の場合はあまりピアノが上手いと言うよりは、非常に美しいピアノ・フレーズの引き出しを多く持っている人に思います。しかも、それを適所でタイミング良く出すものだからグッと来てしまう。
本作でもそういったピアノ・フレーズが圧倒的な曲があり、思わず引き込まれました。

ソロ・ピアノというと、大抵はそのピアノ・メロディの美しさに注目されることが多いのですが、スティーブ・キューンの場合はピアノ・メロディだけを取ると、それほど洗練されてないというか、普通のピアニストが弾くとイモになってしまうようなものまであります。

しかし、そこにキューンのピアノ・フレーズがあいまると、これがなんとも美しい音楽に昇華されます。そういう部分にスティーブ・キューンの魅力を見いだします。
本作はそれが顕著であり、キース、チックとかのピアノとはひと味違いますが、それを個性としたソロ・ピアノ・・・まさにスティーブ・キューンの世界を楽しむことのできる1枚です。

また、この人も日本以外で過去のECM作品がCD化されない人ではありますが、この調子で他の過去ECM作品もCD化されないかなと希望します。(特に普通のJAZZフォーマトでない場合が、実は・・・。)

# これもソロ・ピアノ・ブームにより生み出された傑作です。(TKO)
 

   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow     Hard
Lyrical       Cool
Melodious       Out of melody/code
Conservative       Progresseve/Tricky
Ensemble         Interplay