○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ●歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系 ○その他ちょっと個性的な声のヴォーカリストです。例えて言うならマリリン・モンロー風というかアニメ声というか、かなり甘ったれたような声です。六本木のジャズクラブというよりは銀座のクラブといった雰囲気です。 選曲もマリリン・モンローが歌っていた「帰らざる河」やマドンナも歌っていた「フィーバー」(レイラ・ハザウェイも歌ってましたが)、スティングやキャロル・キングのカバーなどかなりポップです。 バックはご覧の通りかなりNYで一流のミュージシャンをつけています。ところがギル・ゴールスタインやスピノザは、アルバムの雰囲気に合すためか、もしくはかなり酔っ払って演奏したのかと思われるほど、よたったルーズな演奏をしています。スピノザの1曲目のソロなどは、よくこれでOKを出したなと思うほどよたってます。 と書いてしまうとできの悪い作品にみたいなのですが、この雰囲気がなかなかよいのです。個人的にはデビッド・マシューズの過去の作品のアレンジというのは好きじゃないのですが、このアルバムに限っては、全体の気だるい雰囲気とうまくマッチしています。特にスティングの「Englsigh Man In New York」のアレンジはいい味がでています。 また全体のだれた演奏の中でサックスのクリス・ハンターがひとりテンションの高い気合いの入った演奏をしていて、いいコントラストを出しています。 ☆声といい、サウンドといい結構はまってしまってます。 (橋 雅人)
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