Casiopea 「20th Anniversary Live」Pioneer (PICL-5141) 2000 - Japan
Issei Noro(guitar), Minoru Mukaiya(kb), Yoshihiro Naruse(bass), Akira Jimbo(drums) Guest : Tetsuo Sakurai(bass),Noriaki Kumagai(drums),Hidehiko Koike(kb)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他


Video Clip(Quick Time Movie)はここをClick (3.3Mb)


99年10月2日の日比谷の野音でのカシオペア20周年記念ライブの模様を収録したビデオで同内容のCDもリリースされています。序盤はこの時点での最新作「Material」よりの4曲が演奏され、それに続いてこのライブのハイライトとも言える40分にも及ぶ20周年20曲メドレーが演奏されます。1年ごとに1曲新しい曲から古い曲に向かっていくというメドレーで、見ている方もテンション高くてちょっとしんどい部分もあるのですが、途中に挿入されているインタビューによるとメドレーの曲目を決めたのは本番の1週間前だったとのことで、演奏する側もかなりハイテンションの演奏だったようです。
年代ごとに演奏されるこのメドレーを聞いていくと、自分がどの時点でカシオペアをよくきいていたかなど、リスナー自身の20年の歴史にも重なるようで、ちょっと感慨深くもあります。
このメドレーのハイライトは最後のかざる「スペースロード」で導入部のユニゾンは圧巻で、野呂一生のギターも素晴らしいソロを聞かせてくれカシオペアは今でも日本でトップレベルのユニットであることを見せつけてくれます。
後半は過去にカシオペアに在籍したメンバーをゲストに向かえた曲が演奏され、最後は7名全員での「アサヤケ」「ファイトマン」で締めくくられます。 ただ正直なところゲストを交えての演奏は視覚的にはいいのですが、かなりの時間に及ぶベースバトルなどちょっと間延びした印象を受けるところがあります。 また4人で演奏することを前提に,かなりかっちりと隙間なくアレンジされたカシオペアの曲を,7人もで演奏することは、音の洪水になってしまい、ちょっとごちゃごちゃとしすぎの印象を受けました。 120分にも及ぶ長時間のビデオで20周年記念ということで、このような構成になったのでしょうが、個人的には前半部だけだった方が作品としてはまとまっていたように思います。
最初の「Material」よりの4曲は過去の20年とは一味違った今のカシオペア、今後の方向性といったものを感じさせてくれ、まもなく発表される予定の新譜「Bitter Sweet」(6月14日発売 PICL-1206)に期待したいです
またこのビデオ版に追加映像を加えてDVD盤も6月14日に発売されるようです。 (橋 雅人)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay