Jeff Lorber「The Definitive Collection」ARISTA(07822-14639-2) 2000 - U.S.A.
Jeff Lorber(key) Kenny G(ts,ss) Joe Farrell(flt) Freddie Hubbard(flgh) etc.
●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
この作品は、Jeff LorberがARISTAレーベルの在籍していた、79年〜85年までにリリースした作品「Water Sign」'79、「Wizard Island」'80、「Galaxian」'81、「It's a Fact」'82、「In The Heart of The Night」'84、「Step by Step」'85からのベストアルバムです。
アナログ盤ではあるんですが、CDでは持っていない作品もあり、敢えて手を出しました。
Jeff Lorberは今ではプロデューサーとして有名で、ダンサブルなスムース系のFusionサウンドを作る人、というイメージが強いかもしれません。
しかし、デビュー当時は「第2のチックコリア」と呼ばれていました。
(この70年代の後半は、有名なキーボードと言えば、C.コリア、H.ハンコック、J.ザビヌルという3本柱ですから、その3人に一番サウンドが近いC.コリアと比べられたんでしょうねぇ)
初期のJ.ローバーのサウンドは一言で言えば、リズムが特徴的で、ブレークが多く、素人バンドがコピーするとドラムとベースとギターとキーボードのリズムが合わないグルーブ感を出すのが難しい危険なリズムとグレイクを多用してます。もちろん、J.ローバーは難なく演奏してます。
このリズムは「Galaxian」辺りから影を潜めて、「It's a Fact」辺りでは、現在流行しているスムース系のサウンドをいち早く取り入れて、スムース系の代表選手というべきケニーGを自分のバンドから輩出しました。この代表曲はケニーGのその後のサウンドを象徴するような、9曲目の「Terra Verde」です。この曲は二人の共作でJ.ローバーのリズムとケニーGメロディをガッチンコした名曲です。
何かと好き嫌いな人が激しいケニーGなんですが、当時この曲のケニーGのソロを聴いて、すかっり気に入ってしまいました。ソロフレーズの作りが非常にうまい人という印象で、現在もそれは変わっていません。
話をJ.ローバーに戻すと、全体的にやはり70〜80年代のサウンドのため時代を感じさせるサウンド作りかもしれません。
しかし、中には現在でも使っているアイディア等が入ってやはり90年代にプロデューサーやアレンジャーとして、ビッグネイムになった片鱗を感じます。
少々不満なのは、私が好きな曲が漏れていたことかな(^ ^ ;
☆ARISTA時代の個別の作品を出してほしいなぁ、、、(アスワン)
   
Slow             Speedy
Light         Heavy
Mellow         Hard
Lyrical           Cool
Melodious             Out of melody/code
Conservative               Progresseve/Tricky
Ensemble           Interplay

\2,390 2/26/99 at 渋谷タワーレコード