Steely Dan「Two Against Nature」GIANT(7432162190 2) 2000 - EU 

  Donald Fagen(key,vo),Walter Becker(g,b)
  Ricky Lawson,Michel White,Keith Carlock,Leroy Clouden,
  Vinnei ColaiutamSony Emory(ds),Ted Baker(key)
  Tom Barney(b),JohnHerrington,Hugh McCraken(g)Gordon Gottlieb(perc)
  Chiris Porter(ts),Michael Leonhart(tp,wurlitzer),Lawrence Feldman(cl),
  Dave Tafani(ts),Rodger Rosenberg(b-cl,bs),JIM Pugh(tb),Lou Maneri(ts),
  Steve Shapiro(vib),Daniel Sadwnick(perc),Roy HItchcock(cl),etc

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系        ●歌物・NAC/AOR 系 
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系) 
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系 
  ○ブルース系          ○ロック系      

スティーリー・ダンのスタジオ新作は「ガウチョ」以来20年ぶり・・そんなになるのかと愕然。ライブの「Alive In America」以来だと5年。なのに、いつでもスティーリーダンの話題は友人同士で切れることが無かった・・・。考えるとずいぶんと印象が薄れないグループだなと改めて思います。

 その久しぶりのサウンド・・・いやぁ、まずまずはスティーリーダン・ファンのみなさんおめでとう。まさにあのサウンドです。あの独特のひねった音にフェイゲンのボーカル・・これだ、これだと小躍りして喜んでます。また「ガウチョ」あたりまでの豪華ギタリスト参加は無く、その代わりに本作はウォルター・ベッカーが大フューチャーされてますが、これがなかなか大健闘、味のあるソロです。20年も空いた空白が嘘みたいに、ずっと続いていたバンドみたいに感じます。再結成だの、リユニオンだのと言う、そういった"途切れた"感じが全くしません。なにか違うなとしたら、プロデューサーのゲイリー・カッツがここに居ないことだけ。

さて、スティーリーダンをFUSION的にながめるには、そこに参加するミュージシャンが重要です。今回はさすがに前回と引き続きとはいかないようで・・・参加者は一新し、元イエロージャケッツのリッキー・ロウソンビニー・カリウタトム・バーニーといった良く知られた名前もありますが、名前の知れた人と言うよりも、まだまだこれからもっと大きくなるのではと思われる人が多数参加している印象を受けます。目立つのがSAXのクリス・ポーターで結構ソロがフューチャーされますし、最後の曲のソロなんかどこまで吹くのだろうと思う位吹かせてもらってるところを見ると、かなり期待されてるのでしょう。
 それと気になるのがトランペットのマイケル・レオンハート・・・この人はヴィニシウス・カントゥアリアのボサノバ作品で味のあるトランペットを吹いていた人で、このスティーリーダンに参加するなんて思ってもいませんでした。それも結構たくさんの曲に参加するはホーン・アレンジもこなし、大活躍ですね。ちょっとイチオシ!!
 

# スティーリーダンの新作は本当に最高!早くも今年のBEST候補・・・しかし、こう凄い作品が多いと年末が・・。(TKO)
 

   
Slow             Speedy
Light         Heavy
Mellow     Hard
Lyrical         Cool
Melodious         Out of melody/code
Conservative         Progresseve/Tricky
Ensemble         Interplay