この人の場合、初めて聴いたのがいつだったか覚えていませんが、ハードロッカーのギターフレーズにオーバードライブ系のエフェクターをガンガンかけて弾く一昔前のギタリストという印象を持っていました。 それがなかなか払拭できず、ヴァイタル・インフォメイションも余り聴く気にならず、放っておいた人の一人です。 しかし、ヴァイタル・インフォメイションの「Ray of Hope」'96を聴いたとき、透明感のあるクリアな洗練されたギターを聴いて、やっと'ハードロッカー'ギャンバレのイメージが払拭されました。 今回の作品ですが、ロックっぽいフレーズはあるものの、全体的にクリアなギターサウンドで、メロディアスなフレーズが多く、曲によっては邦楽Fusionのようなポップなサウンド、北欧系のサウンドのような重いサウンドや、そしてアコースティックなサウンドがあったりと、面白い出来になってます。 お得意のギターの速弾きはもちろん健在で、よどみのないピッキングはギター小僧垂涎の的でしょうねぇ。 ☆今後ちょっと見直して注目したい人です。(アスワン)
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