Paul Bley「Ballads」ECM->Universal Music(UCCE-3003)1971/2000 - Japan - Reissue

  Paul Bley(p),Gary Peacock(b),Marc Levinson(b),
  Barry Altschuk(drms)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系 
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系) 
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系 
  ○ブルース系          ○ロック系      

ポール・ブレイって本当は今の世評よりずっと凄い人なのでは?と考える事がある。
FUSIONでは初期のジャコ・パストリアス、パット・メセニー初吹き込みと、共演も残しているのだが、実験的な所もあって、なかなかポピュラー人気には結びついて無い。
 

そのポール・ブレイのECM初期作品。彼の場合は他のECM作品はどれもCD化されているにも関わらず、なぜか本盤だけ未CD化のままであった。

内容はタイトルのBalladsに反してFree Jazz・・・・これが彼らなりのBalladsなのだろうか?
全3曲ともアーネット・ピーコック(BRUFORDでvoの女性)の曲である。
この当時のECMには「A.R.C」Chick CoreaというFreeのピアノトリオもあるが、チックももブレイも、意味無くぐちゃぐちゃにピアノを叩くみたいなプレイはしない・・・・むしろその妖しい旋律に前衛やFREEを感じる。
誰にでもお勧めって作品では無いのだが、こういった知的なFree Jazzを聴きたくなる時には良いかも知れません。

またこの作品は最初からECMで録音されたものでなく、ブレイが録音したものをECMに持ち込んでプレスしたという作品です。
ちなみにベースのマーク・レビンソンは、後に高級オーディオ・アンプを作ったその人のようです。

# ちょっと知的なFREEピアノ・トリオですね。(TKO)
 
 

   
Slow           Speedy
Light         Heavy
Mellow   Hard
Lyrical       Cool
Melodious     Out of melody/code
Conservative         Progresseve/Tricky
Ensemble       Interplay