The Nguyen Le Trio「Bakida」ACT(LC 07644) 2000 - U.S.A.
Nguyen Le(g) Benaud Garcia-Fons(b) Tino di Geraldo(drs,per) Chris Potter(ts) Palo Fresu(tp) Carles Benavent(b) Kudsi Erguner(flt) Jon Balke(pf)
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系 (□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系 ●ワールド系(南アジア系)
今、一番ブっ飛んでいるギタリストです。
攻撃的かつ挑戦的かつ個性的かつ想像を超えた音を出すギタリストです。
もともと持っていた、ベトナム音楽(?)なのか南アジア系(特定できない)のメロディを更に強調してそれをJazz/Fusionのメロディとリズムに融合させた彼のサウンドは この作品で更に強まっていますねぇ。
通常我々が聴く、洋楽のギターフレーズに加えて国籍不明のアジア系のメロディを持ったフレーズも飛び出して、いままで聴いたことのないメロディを持ってます。
リズムにはアジアのインドから中近東で使われるパーカッションが使われているようで、リズムもかなりサウンドに占める面積が広いです。
オリジナリティという観点では、まさに彼しか作れないようなサウンドであり、例えるとすればメセニーのグループで最近取り入れている、アジア圏内のワールド系のサウンドを更に進化させ先鋭化しています。
前作で持っていたポップさは今回は少なく、個性とオリジナル性がかなり全面に出ています。
スムース系サウンドを好む人にはかなり奇異に聴こえるサウンドだと思いますが、オリジナルなユニークなサウンドを追い求めている人には、脳味噌錯乱急のインパクトがあると思います。時々出てくるホールズワース系のギターソロは本家より癖がないのがなんとも面白い点です。

脳味噌錯乱級!!個性的なサウンドを求めている人は買いッ!!.(アスワン)
   
Slow             Speedy
Light           Heavy
Mellow           Hard
Lyrical         Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative               Progresseve/Tricky
Ensemble           Interplay

\2,390 2/26/2000 渋谷タワーレコード