この人の新作を買うのは何年か振りです.試聴してみたら結構いいんです. サウンドはスムース系というか、生ピ、エレピを中心とした軽めのサウンドで、曲によってはサックスがメインとなって今、旬のサウンドです. 昔の彼の旧作の印象だと、ありきたりのサウンドでなんか面白くなかったんですが、本作ではサウンドが上品になっている様で昔の 印象とはチョイと違ったイメージです.一曲目は最近のスムース系によくあるパターンでありきたりなんですが、2曲目の「ぴぃぃ〜ん」と 夜空に突き刺す様な雰囲気のあるシンセの音でググッときました.そして生ピでテーマを弾き、そのバックにホーンセキュションが入るという 80年代初期の雰囲気が買わせてしまいました.曲によっては初期のGRPっぽい雰囲気があったり、最近聴かなくなった、ローズの音色の曲 やAOR風のボーカル曲があったりと、この手のサウンドは食傷気味なんですが、それでも何度も繰り返して聴かせてくれました. 先週のFattburgerといい、この人といいスムース系の金太郎飴状態からそれぞれ個性を発揮して、聴かせるサウンドの作品がボチボチ出て くる様になって、楽しみが増えました. ☆次作も聴きたくなりました(アスワン)
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