No.96


Hubert Laws "Family" COLUMBIA(JC 36396)`80(LP) - U.S.A.

Hubert Laws(flt), Chick Corea(kb), Bobby Lyle(kb), Nathan East(b) Earl Klugh(g), Leon Chancler(dr), Ron Muldrow(g) David T.Walker(g) etc.
    - N.Y. Type    * L.A. Type    - Latin Type   - Nac/Aor Type 
    - Black Contemperary   Type   - Euro. Type   - Afro Type
    - Jazz Type    - Blues Type   - Rock  Type   * H.Laws  Type 
フルートの第一人者です. 彼の作品はCTI時代の方が有名ですが、僕の好みは  CTI時代よりこの作品が好きです. CTI時代の名残かラベルの「ボレロ」をやってます.  でもこの作品で一番の聴き所は、妹のデボラ・ロウズの歌う「Family」です. この「Family」はこの当時オーレックス・ジャズ・フェスのCMやオーディオ のCMで盛んにTVで演っていた と記憶します. 覚えている方もおられているかと思います. それまでの彼の印象は、なんかクラシックのFusionの焼直し( 当時のCTI の特徴と 言えば特徴なんですが) をやっているミュージシャン ということで、聴いた当初はそれなり に面白かったんですが、皆が同じ事をやっていたんでインパクトがなくなりました. でもこのアルバムを聴いて、「オヤッ」という感じでした. この頃から一つの潮流と なった「ボーカルFusion」を上手い事料理していたからです. 次の展開を期待させる様な、切ないメロディのイントロ..それに被さる街の雑踏の 音. チョッパー のベースの音からデボラのボーカルが始まります. 彼女のボーカルは、 いかにも余裕の無いというか高音がチョットきついかな??という歌い方で絞り出して 歌っているんですが、これが妙にマッチしてます. この「Family」以外はいかにも80年代のLA系っぽいサウンドで、彼以降のフルート 奏者、例えばD.バレンティンに続くフルート系のFusionの一つの特徴である、「透明 感のあるサウンド」が十分に聴く事ができます.C. コリアのピアノも彼独特のクセの ないプレイで、クレジットを見ないと彼だと分かりません. E.クルーのギターとフルートの音は非常にマッチして「朝」をイメージさせるサウンドに 仕上がってます. Fusionには忘れてはならない人の一番好きなアルバムを96番目に登場させました.  初期のGRPサウンドに影響を与えた音だと思っているのは僕だけかな??
 ☆ CDで出ているのかな??余り見た事はありませんが

SlowSpeedy
LightHeavy
MellowHard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay