まず、子供たちのために素晴らしい曲を演奏して下さったミュージシャンの方々、協力して下さったスタッフの方々お一人お一人に感謝致します。またその演奏をCDという形にするためにいろいろ活動しておられます先輩方にもお礼を申し上げます。
私は現在縁あって週に1度は池田へ行く機会があります。もちろんかわいい後輩たちともすれ違いますが、子供たちは元気いっぱいで笑っています。彼らの心情を推し量ることは出来ませんが、それでもその笑顔が絶えることのないことを切に願ってやみません。ただ、事件があった後大きく変わったこと、それは、彼らが制服を着用していないことです。それは否応なしに事件のことを思い出させます。 それでも。私は卒業生の1人として、事件のことは忘れてはいけない、と思います。阪急電車から見える緑丘校舎を、制服を着ていない子供たちを目にするたび、強くそう思います。
このCDを購入し、曲を耳にするたび、私はいろんなことを思い、考えると思い
ます。そしてその思いがいつか形となって8人の子供たちに、私を育ててくれた母
校に届けば良いと思っています。
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