Chuck Loeb 「The Music Inside」SHANACHIE(5022)`96

M.Forman(key) Mel Brown(b) Lawrence Feldman(flt) B.Mintzer Wolfgang Haffner(drs) Andy Snitzer Jim Beard(key) W.Lee   Nelson Rangel(as) etc.
    ○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B 系           ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系    ○その他
 ソロでは僕が知っているだけで通算7枚目に当たる新譜です.他にM.Formanと共同で METRO というユニットで2枚出してますネ. S.ゲッツのバンドやSTEPS AHEAD 、Bill Evansグループと数々のセッション に参加してきまし た彼の作る曲は「寂しさが漂うメロディアスな曲」という表現でいつもイメージしてます が 今回の作品もそのイメージを表す曲が中心です. 一曲目は打ち込みのドラムでのG.ベンスン/N.ブラウン風の曲から始まり、「あれぇ〜??」 という感じで構えてしまいましが、以降の曲は従来の彼の路線に戻っています. (従来の彼の路線:ナチュラルなギターの音色の寂しさが漂うメロディアスなサウンド) METRO ではロック色濃いギターを披露してきましたが、自分のソロになるとオクターブ 奏 法 やG.ベンスン風のギターで音色重視のギターになりますネ. 以前の彼の作品でBEATLES の「Let It Be 」をやってびっくりしたんですが、今回は 女性ボーカルで「Breathe Again 」(by Kenneth Edmons) というバラードをやってます この曲でN.RangelがSanborn 張りの泣きのブロー系サックスを聴かせてくれます. 「寂しさが漂うメロディアスな曲」ばかりではなく「Steffi's Strut」という曲では ブルージーなR&B タッチの曲で元気なギターを聴かせています. 「Shanghai」という曲では透明感あるスティール の生ギターを弾いて、ピュアなサウンドを 披露してますが、この曲はいかにも彼のサウンドを象徴する「寂しさが〜」という彼の サウンドを表していると思います.  ギターの上手さは彼の数多いセッションで証明済ですが、今回のソロもギターの難し いテクをギンギンに見せびらかす作品ではなく、全体のサウンドを重視する彼の作品と なってます. 構成も変化があり飽きさせない作りになってますねぇ.
 ☆ 割りと地味な感じですが好きなギタリストの一人です  ★ 大型輸入店ではどこでも置いてました.

SlowSpeedy
LightHeaavy
MellowHard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay