Montreux Jazz
Festival Japan
in Kawasaki

安達久美
KUNOICHI JAPAN
with
Special Guest
ORIANTHI
Live Report

Kunoichi Japan：
安達 久美（g,vo）
後藤 洋子（b）
鳥垣 優羽（ds）

Guest
Orianthi(g,vo)

クラブチッタ川崎　2011.11.24

「club PANGAEA」を率いて活躍中の安達久美が、女性３人でこのイベントのために結成した「Kunoichi Japan」。
そのLIVEが「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき」の一環としてクラブチッタ川崎で行われた。
期待するのは、安達の新バンドのサウンドと、ゲストで話題のギタリスト・オリアンティ（マイケル・ジャクソンのラストツアーに参加するはずだった。）であろう。

この日、クラブチッタ川崎（オール・スタンディング）では3バンドが出演し、Kunoichi Japanは最後のトリを飾る。
他の2バンドはどちらもJAZZ/FUSIONとは接点皆無のFunk/Rockバンドだった。
そして満を持して、Kunoichi Japanの3人がが登場。
3人とも「くノ一」ということで、忍者のコスチュームだ。

女性3人で肝心のサウンドはどうであろう？という先入観は、演奏を聴いて吹っ飛んでしまった。
なんせパワフル・・・テクニックも抜群で、ゴキゲンなブルースROCKサウンドだ。
一曲目の"Jumpin' Jack Flush"は、「club PANGAEA」でも演奏されているが、「Kunoichi Japan」がよりROCKを感じる演奏だ。
メインボーカルの安達に対して、コーラスに後藤が絡んだ女性同士のコーラスとなり、これまで以上にROCKバンドらしさがある。

また鳥垣のドラムもめちゃめちゃにヘヴィーで、パワフルなバスドラやフィルインなど、凄みさえ感じる。
タイプは違うかもしれないが、テリ・リン・キャリントンを彷彿する、バシバシ決まるドラミングが心地よい。

そして安達もプレイは好調だ。のびのびと弾きまくるブルース・プレイ、ROCKフレーズとギターがよく鳴っている。
当然ながら、このバンドは、前回見た安達のバンドとはまた違って聞こえる。
「club PANGAEA」はベテラン・ミュージシャンの中に紅一点的な感があるが、「Kunoichi Japan」は3人とも女性ということでよりバンド志向を感じる。
また、音楽的に多彩な「club PANGAEA」と対比すると、「Kunoichi Japan」は”ブルースROCKバンド”という感じだ。

(Set List) 1. Jumpin' Jack Flash(The Rolling Stones) 2. SQUAWK 7700（安達久美） -ORIANTHI in- 3. Voodoo Chile(Jimi Hendrix) 4. Led Boots(Jeff Beck) 5. How do you sleep?(ORIANTHI) 6. Heavens in this hell(ORIANTHI) 7. Sunshine of your love(Cream) -ORIANTHI out- 8. Little Wing(Jimi Hendrix) ENC. 9. Purple Haze(Jimi Hendrix)

そしてオリアンティが登場し、女性4人での演奏になる。 オリアンティが最初に演奏したのは、ジミ・ヘンドリクスの”Voodoo Chile"の、それもイントロの無いバージョンの方だ。
これは「渋い！」と思ったのは、ジミヘンの「Electric Ladyland」に収録された2つの"Voodoo Chile"のうち、ブルージーな方を選んでいるからだ。
普通カバーされるのは、ジミもLIVEで頻繁に演奏し、またギル・エヴァンスにもカバーされた、ポピュラーなノリの良いバージョンの方だ。
ところがそうではなく、ブルージーなバージョンを選ぶということで、オリアンティって想像よりしたよりも違うぞ・・・という思いが起きた。

予想では、正統的なブルース系ギタースタイル安達 久美 VS テクニカルで華やかなギタースタイルのオリアンティ・・・対象的な両者ギタースタイルのバトルを想像していた。
しかし、安達 久美もオリアンティもどちらもブルース系を得意とし、意外にタイプ的には近いギタリストなのかもしれない。
映画「this is it」やPVで見たオリアンティの印象がガラリと変わってしまった。

そしてライブはブルース合戦へと突入する。
安達は最初からバリバリと弾いたりサスティンの効いた泣きのフレーズが来る。
オリアンティはゆっくりと弾き出すと急に高速フレーズを織り交ぜる。
ブルースといっても、ギターはお互いに個性があって聴いていて楽しい。

素晴らしいブルースプレイ満載で、非常に見ごたえのあったライブだった。
安達久美は、今後更にどう発展するのかが期待される。(TKO)

J ＆ K　〜 ライブDVD　Live Lab.「J & K」発売記念ライブツアー 〜

安達久美ファンクラブ「久美組」チケット優先予約＜予約受付：12/17（土）〜1/25（水）＞
※2/ 6 横浜公演は、12/17（土）〜12/29（木）
※2/11 大阪公演は、S席のみ受付（具体的な席の指定は出来ません）
ファンクラブのチケット予約はこちらからhttp://www.ragnet.co.jp/artist_adachi_schedule.html

1/30（月）　京都　Live Spot RAG http://www.ragnet.co.jp/
開場 / 開演：18：00 / 19：30 料金：前売 3,000円　当日 3,500円
席種：エリア席指定　（ファンクラブ優先） info：Live Spot RAG　TEL 075-255-7273

1/31（火）　神戸　WYNTERLAND http://www.kobewynterland.jp/
開場 / 開演：18：30 / 19：30 料金：前売 3,000円　当日 3,500円
席種：自由席　※整理番号順入場（ファンクラブ優先） info：WYNTERLAND　TEL 078-252-8030

2/01（水）　堺　FUZZ http://www.mikunigaoka-fuzz.com/ オープニングアクト有
OPEN / START：18：30 / 19：30 料金：前売 3,000円 / 当日 3,500円
席種：自由席　※ご来場順入場（ファンクラブ優先） info：FUZZ　TEL 072-256-7666

2/03（金）　徳島　blanc do blanc オープニングアクト有
開場 / 開演：19：30 / 20：00 料金：前売 3,000円　当日 3,500円
席種：自由席　※ご来場順入場（ファンクラブ優先） info：blanc do blanc　TEL 088-623-7087

2/04（土）和歌山　OLD TIME http://www.first-take.co.jp/oldtime/
OPEN / START：19：00 / 20：00 料金：前売 3,000円 / 当日 3,500円
席種：自由席　※整理番号順入場（ファンクラブ優先入場） info：OLD TIME　TEL 073-428-1950

2/05（日）名古屋　STAR EYES http://www.stareyes.co.jp/
OPEN / START：18：00 / 19：30 料金：前売 3,000円 / 当日 3,500円
席種：自由席（ファンクラブ優先） info：STAR EYES　TEL 052-763-2636

2/06（月）　横浜　SILVER WINGS http://www.silverwings.info/
開場 / 開演：18：00 / 20：00 料金：3,000円
席種：自由席　※ご来場順入場（ファンクラブ優先） info：SILVER WINGS　TEL 045-901-9868

2/09（木）　岡山　Desperado http://www.desperado-okayama.com/
開場 / 開演：19：00 / 19：30 料金：前売 3,000円　当日 3,500円
席種：自由席　※ご来場順入場（ファンクラブ優先） info：Desperado　TEL 086-225-5044

2/10（金）　広島　Live Juke http://www.live-19-juke.com/ オープニングアクト有
開場 / 開演：19：00 / 19：30 料金：一般 前売 3,500円　当日 4,000円 学生 前売 2,000円　当日 2,500円
席種：自由席　※ご来場順入場（ファンクラブ優先） info：Live Juke　TEL 082-249-1930

2/11（土）　大阪　ROYAL HORSE http://www.royal-horse.jp/
開場 / 開演：17：00 / 19：00 料金：S:3,500円　A:3,000円　B:2,000円　barcounter:1,500円
席種：指定席（ファンクラブ予約は優先的にお席を確保） info：ROYAL HORSE　TEL 06-6312-8958

2/12（日）犬山　ONE MORE TIME http://www.one-more-time.jp/ vs The Paaan
OPEN / START：18：30 / 19：00 料金：前売 3,000円 / 当日 3,500円
席種：自由席　※ご来場順入場（ファンクラブ優先） info：ONE MORE TIME　TEL 0568-65-0552

Photos : (C) Masakazu Yokota / Montreux Jazz Festival Japan
All rights reserved by Cyber Fusion