Tokyo Jazz 2006.9.3.昼の部 | ||||||
小沼ようすけ&太田剣 | ||||||
このサイトではメジャー・デビュー前から縁のある小沼ようすけ。とうとう、自己名義での東京JAZZ出演になりました。 メンバーはというと、これもファースト・アルバム「Nu Jazz」に参加した大槻“カルタ”英宣に金子雄太・・・メジャー・デビュー前からの仲間達。 人の移り変わりの激しいJazzの世界においては珍しく、そしてなんて幸せな人達なんだろうと思います。 ちなみにこのメンバー・・・2002年2月9日、六本木ピットインで見たときとゲスト以外は全く一緒。 あの時は小さいハコで間近に見られたのですが・・・・遠い目。 演奏はベースレスでオルガンの入った編成。思えば、小沼はこれまで見た中で一番JAZZっぽい正統的なギターを聞かせてくれたのではないでしょうか。Jazz Grooveな演奏から始まり、Funkへと様々なカラーの音楽を楽しませてくれました。(TKO) |
1. Swingroove 2. Happy Play Ground 3. Off Shore 4. EMJ |
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ジョイス・ウィズ・スペシャルゲスト・ロベルト・メネスカル | ||||||
夏になると聴きたくなるジョイス。今年は東京Jazzで生で聴くことが出来るとは思ってもみませんでした。 張りのあるハイトーンなヴォイスといい、何をとっても素晴らしいパフォーマンスです。 最初はボサノバを演奏すると言いながら、全てがジョイス風のボサノバになるのは流石ですね。 ゲストにロベルト・メネスカル(発音ではホベルトと言われてました。)。彼はボサノバの先生と言われてました。 メネスカルが入ると、まさに主流的なボサノバという、音楽がなにかユッタリと流れます。 最後はフェミニーナで締めくくりましたが、時間があっという間に過ぎ去る感じで心地良かったです。(TKO) |
1. Banda Maluca 2. Samba De Uma Nota So 3. Balansamba 4. O Barquinho 5. Brasil Precisa Balancar 6. Telefone 7. Berimbau 8. Feminina Encore: Bencao Bossa-Nova |
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デイヴ・コズ | ||||||
今、アメリカにおけるスムースJazz界隈で大人気というデイブ・コズ。 それもそのはず・・・客席から登場して愛嬌を振りまいてステージに上ると、今度は腕を振り、足を上げたり、アクションをしながらの演奏・・・アメリカン・インストゥルメンタル・エンターテイメントとでも命名したくなるほど、ショーアップされたステージを見せてくれます。 でも、面白いのは視覚だけでなく、演奏もしっかりしているからでしょうね。 コズはアルト・サックスから曲によってはテナー、ソプラノを吹き分け、しっかりとしたラインとアドリブを聞かせます。もちろん、どの曲も聞き応え十分。 ギタリスト、ベーシストもアクションに参加しながらも、ブルージーでファンキーな演奏は素晴らしい・・。 ルックスからはショウには無関係に見えるキーボードもなかなか味を見せてました。 最後にはこのフェスティバルで一番のスタンディング・オベーション。 これを足がかりに、更なる日本での人気に拍車がかかるかもしれませんね。 ちなみにライブ会場でのCD売り場では、コズのCDはあっと言う間に売り切れていました。(TKO) |
1. Honey Dipped 2. Together Again 3. All I See Is You 4. Silverlining 5. The Pink Panther 6. It's All Good 7. Sha-La Song 8. Smile Encore: Natsu No Omoide - I'll Be There |
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ラリー・カールトン・ウィズ・スペシャルゲスト・ロベン・フォード | ||||||
カールトンとロベンが同じステージに立つなんて、信じられない、夢のような出来事が現実に!! かなり期待したステージ。これが10年以上前なら、大Fusion大会になったことでしょう。 しかし、2人ともいまやブルース中心に音楽性が変わり、果たしてどんなステージになる興味深いところでした。 もちろん、中心はブルースです。ただ、音楽性には共通したものがあると思ったのですが、なぜかソロが発展しないまま、消化不良に終わってしまっている感じがします。もっと2人ががつがつ弾きまくってくれるものと予想したのですが、なにか盛り上がりに欠けるステージに終始していたのが残念でした。 あまりに期待し過ぎたのかもしれません。 そんな中でもギター・ソロに時折見える、キラリとしたセンスには舌を巻きます。 それとラリー・カールトンの名曲「リオ・サンバ」を演奏してくれたのはめっけのもで、このステージのハイライトでした。 そして最後のアンコールは、カールトン、ロベンの2人だけでのギター・デュオ。 これがあまりにもノリが良くて素晴らしかった・・・最初から2人だけのほうが良かったかも? (TKO) |
1. That Road 2. Burnable 3. LC F# 4. Talk To Your Daughter 5. Derrick's Blues 6. Rio Samba Encore: Blues(duo) |
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インコグニート | ||||||
UKファンクバンドの雄、インコグニートが2日目の昼の部をしめた。 ホーンセクションなしで、ギターのアルペジオをバックにイマーニのソロ・ヴォーカルで静かにステージは幕を開ける。 前半はギターのブルーイお得意のシャープなカッティングの曲をフィーチャーした曲も織り交ぜるものの、バラードやミディアムテンポの曲など抑え目の展開。 5曲目の「Talkin Loud」からは一気にヒートアップしてエンディングまでファンク・ナンバーで突っ走る。 このインコグニートというバンド、ファンクをやってもバラードをやってもリーダーのブルーイの人柄なのか、何か暖かくて楽しくなってくるような曲ばかりなのがよい。 そしてどの曲にもどこかしらジャズのエッセンスも入っているのがフュージョンファンには嬉しいバンドだ。(橋 雅人) |
1. Intro(Always There) 2. Colibri 3. Labour Of Love 4. Everybody Loves Sunshine 5. Talkin Loud 6. Who Needs Love 7. Always There 8. Morning Sun 9. Everyday 10. Still A Friend Of Love |
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