コーネル・デュプリー Cornell Dupree (Guitar) 2006.5.12 大阪ブルーノート 2nd set
コーネル・デュプリーのバンドが去年に引き続き来日した。
今回はベースがチャック・レイニーに替わってジェリー・ジェモットになった以外は前回と同じメンバーだ。
ステージに登場するときに、ちゃんと歩けない70歳の御大レス・マッキャンをこのバンドでは一番若いバディ・ウィリアムスが支えて出てくるのも前回と同じだ。 コーネル・デュプリーの乾いたトーンのためのある粘りっこいギターを中心においたR&B色の強いまったりとしたブルージーなサウンドには全く変化がなく、選曲もいつものライブでお馴染みのものばかり。
コーネル・デュプリーのバンドとしてはリチャード・ティー亡き後のキーボードとして収まっているレス・マッキャンのレパートリーのアップ・テンポのヴォーカル曲「Compared To What」でステージを閉めているのが新しいレパートリーと言えるだろうか。(と言っても去年のライブのクロージング・ナンバーも同じ曲だったが) ジェリー・ジェモットのソウルフルでステディーなリズムはこのバンドにぴったりとフィットしていて、しっかりとバンドのボトムを支えていた。
ステージ半ばで演奏された亡きリチャード・ティーに捧げた曲「Tee」のデュプリーのギターを聴いていると、まるでリチャード・ティー、エリック・ゲイルが横で演奏しているかのような錯覚におそわれた。
ひたすらワン・パターンのサウンドなのだが、彼らにしか出せない音がそこにあり、まさに偉大なるワン・パターンだ。 |
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