Gerald Albright(sax) 2005.8.27 Blue Note 東京 1st Set |
(Set List) |
スムースJazzの雄「ジェラルド・アルブライト」の日本でのライブは約7年ぶ
りだそうです。 それも今回のブルーノート東京での公演数はたったの1回。 前々から生で見たい人でしたが、なかなかチャンスが無く、念願のライブでした。 ジャラルド・アルブライトって雑誌でも滅多に取り上げられませんし、多分特集なども組まれたことが無さそう・・。 そのためネームバリューで少し劣るのか、整理券を取るときも他ビックネームの時の長蛇の列とは違い、すかすかの中でゆうゆうと取ることが出来ました。 (よって席はステージすぐ前になりました。) ところがアルブライトは根強いファンが居るようで、一緒に行った友人などデビュー・アルバム('87)の頃からのファンだといいます。 今回集った人もきっとそんな根強いファンが多かったのではないでしょうか。 ライブは最新作「KICKIN' IT UP」からが中心で、結構前のレパートリーからもあったよ うです。 アルブライトのSaxは、グローバー・ワシントンやデヴィッド・サンボーンを思い起こすような、R&B系のSaxを聞かせます。 驚いたのは、CDでは聴きやすいスムース系だったのに、ライブが滅茶苦茶に熱いこと。 ライブ演奏はCDよりも熱いというのは良くあるのですが、ここまで違うと別物ですね。 汗びっしょりで吹きまくるアルブライトは、出せるものは全部出してしまえといった思い切りを感じます。 もう観客もノリノリで、最後の曲では総立ちで踊ってる人が続出(もちろん自分も含めて)、会場はまさに興奮のるつぼと化しました。 スムースJazzと書きましたが、それはCDだけであって、ライブはまったくのハードなFusionだったのは嬉しい誤算でした。 それとアルブライトはテクニック抜群で、しかもミストーンが全く無いのには驚きました。 あそこまでバリバリに吹けば、ちょっとは音をはずすこともありそうですが、どの音ですらもコントロールしているテクニシャンでした。 またギタリストは女性で、ずっとカッティング等のサポートに徹していましたが、ブルース・プレイが上手いこと。 ドラムも若い感じでしたが、そのストレートなプレイには好感が持てます。 非常に楽しいステージで、気がついたら終わっていたというあっという間のひと時を過ごすことが出来ました。 こんなに盛り上がるライブも珍しいなと思うのですが、次はまた7年先などと言わず来年も是非来てもらいなと思いました。(TKO) |
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