Blue Aeronauts Orchestra

女性ばかりのビッグ・バンド。アレンジは割とオーソドックスでポップだった。メンバー全員が白の衣装で揃えたキュートなルックスから想像するのとは違って、演奏は意外なほど正統派だった。トランペット奏者の張りのあるトーンが印象的だった。

上原ひろみ
上原ひろみ Tony Grey Martin Valihora

TVやCM出演など話題ばかりが先行している感のある上原ひろみだが、活動の拠点をボストンに置いているためか、まだ生の演奏に触れられる機会は少なく、筆者も今回が初めての生上原体験だった。

そのステージはプログレ系ジャズロックとも言えるようなオープニングの「xyz」からトリオとは思えないパワー全開の演奏でスタートした。
続いて演奏されたバラード「If」のちょっとジョー・サンプルを思わすところがあるようなメロディーラインの美しさは作曲能力の非凡さを感じさせてくれる。粒立ちのいいピアノの音色、ピアニシモから椅子から立ち上がって叩きつけるように弾くフォルテシモまでのダイナミックレンジの広さも圧巻だ。

最後を飾ったタテノリ系ファンクナンバー「Kung-fu World Champion」で聞かせてくれたバンドと一体となった凄まじいまでのスピード感も爽快だった。

約40分でオリジナルを4曲だけという集約されたステージ構成の中でもしっかりと上原の個性を見せてくれた演奏だった。

Fried Pride special guest 村上“ポンタ”秀一
SHIHO 横田明紀男

なんと言っても「Street Walking’ Woman」(オリジナルはマリーナ・ショウ)のカバーに尽きる!!
これは一聴の価値大な、素晴らしい熱演であった。またゲストのポンタもツボを得たドラミングは流石!

Reel People

クラブ系ということだが、結構ソウルなサウンドを披露してくれた。
特に2人の黒人女性ボーカルの声は、なかなかサウンドに溶け込み、心地よかった。

TEXT : TKO/橋 雅人 PHOTO:アスワン
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