国立音楽大学 New Tide Jazz Orchestra

第35回Yamano Big Band Jazz Contestの最優秀バンド。
演奏はジャコ・パストリアス・ビッグ・バンドやギル・エヴァンスを連想させるようなコンテンポラリーなアレンジ。ビッグ・バンドには珍しいディストーションの効いたギターソロが、なかなかカッコよかった。

森山良子&島健カルテット(納浩一/山木秀夫/田中義人)

ベテランポップス歌手の森山だが、ニューヨーク録音でブレッカーらゲストに迎えて初めてジャズを取り上げたアルバム「Jazz Singer」を引っさげての東京Jazzへの登場だった。
ピアニストであり、アレンジャーである島健を中心とするバンドをバックにその「Jazz Singer」に収録されているスタンダード曲を中心に森山の歌が披露された。ジャズのミュージシャンをバックにスタンダードを歌っても、森山ならではの何かほのぼのとしたような独特の世界をステージを通して感じることができた。島健カルテットも堅実な演奏を聞かせてくれた。

Thelonious Monk Institute of Jazz Ensemble

米国の学生バンドということだが、なかなかレベルの高い演奏を聞かせてくれた。 OTB、Young Lionのように、きっとこの中から明日のプロ・ミュージシャンが生まれることであろう。
ところでスペシャル・ゲストとしてフィーチャーされたアフリカ系ギタリストのリオーネル・ルエケ・・・ハンコックのところでも書いたが、ここでも怪演。

松永貴志/Ugonna Okegwo/Eric Harland

デビューから1年。再び東京Jazzに登場。
ただ、ソロなど、まだまだ未完成な気がした。今後に期待。

Dainne Reeves

なんてパワフルなボーカル。ドラムのグレッグ・ハッチンソンはとてもボーカルのバックとは思えない叩きっぷり・・・・
なのにダイアン・リーブスは全然負けてないのだ。その迫力に圧倒された。

TEXT : TKO/橋 雅人 PHOTO:アスワン
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