Set List
1 FREE AS THE WIND
2 SPIRAL
3 THE TERRITORY
4 IT HAPPENS EVERYDAY
5 I FEEL THE LOVE
6 WAY BACK HOME
7 SHOTGUN HOUSE BLUES
8 PUT IT WHERE YOU WAN'T IT
9 CARNIVAL OF THE NIGHT
10 SO FAR WAY
11 GHOSTBUSTERS(ENCORE)
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Mt.Fujiの初日トリはCrusadersがしめてくれた。
今回はインストゥルメンタル中心で、Crusadersの数々の名曲を中心としたステージになった。
そうなると丁度ラリー・カールトン在籍時の曲が多く、まさにCrusaders黄金期のヒットパレードだ。
いきなり「Free As Wind」「SPIRAL」と続けて、最初から出し惜しみ無しの全開ステージになる。
こういう名曲がそろうとCrusadersは、ぴったりはまると言うか、ユニットとして完璧な音楽を発するグループになる。
Wilton FelderもJoe Sampleも本当に安定したプレイを聴かせ、サポートのドラム、トロンボーン、ベースも若々しいプレイで盛り上げる。
ベーシストはJoe Sampleの甥ということだが、特に目立つことはなく、堅実なプレイヤーだという印象を持った。
残念だったのは「Melody Of Love」や「Street Life」が聴けなかったことくらい。
しかし、そんなことを言うとバチがあたるくらい、内容の濃いライブである。
ところでサポート・ギタリストのRay Parker.Jrについて。
既に何年もCrusadersと一緒に共演しているので、もうゲスト扱いすることは無いが、見るほうにしてはなにか気になる。
Ray Parker.Jrのギター・カッティングはさすがに上手いし、カッティングという地味なテクニックにも関わらず、他には無い彼ならではで個性が耳を引く。
それにしてもRay Parker.Jrはもうフルステージで歌わないのですかね?(もったいない)。
曲紹介の途中で「Woman Needs Love」のさわりを歌ったが、それをやれば良いのに・・・と思ってしまったのだが。
十数年前なら、George Bensonと並んで、歌よりギターが聴きたいVocal&Guitaristだったが、今は反対にギターしか聞けなくなってるのが不思議なめぐりあわせだ。
最後の最後に、やや地味に見えたRay Parker.Jrも、アンコールの「Ghostbustedrs」ではじける。
例のごとく"Ghostbustedrs"の部分を"Crusaders"に代えて歌い、観客みんなで叫んだ。気持ちよかった。
この曲だけはCrusadersをバックにRay Parker.Jrのワンマンショウになるが、さすがにスター性に長けていて、一気に一番盛り上げてしまった。
演奏が終わると同時に花火がバンバンあがり、今日のコンサートの終了の合図になった。
雨が降り、寒く厳しい野外ライブだったが、終わってみれば大満足のすがすがしい気持ちになっていた。(TKO)
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