Ivan Lins(vo,p),
Leila Pinheiro(vo), Marco Brito(key), Jose Carlos Santos(g), Luiz Otavio Menezes(back vo,g), Nemias Santos(b), Teofilo Lima(ds), Andre Siqueira(per) Bluenote東京 2001.2.24(土)1st set |
「なんだ。この程度か。」と思ってしまうLIVEだった。(失礼!)
イヴァン・リンスを好きになったのはここ数年の話なので、以前のイヴァンの活躍はまるで知らない。しかし、何枚かのCDや近作で大好きになり、このLIVEが初めて・・・非常に期待していた。 ライブはレイラ・ピニェイロの歌うアントニオ・カルロス・ジョビンのメドレーで始まった。想いあふれて〜Wave〜How Insensitive・・・メドレーに続いては黒いオルフェ、Water Marchなど、よく知られた曲(知らなかったのはGuingaの曲くらいか。)を歌った。しかし、結局この人はイヴァンの前座であり、この人の出番が長くなれば、それだけイヴァンのステージが短くなる。BN東京の時間キッチリ・システムでは残念ながらレイラさんはありがた迷惑でさえあったのだ。そういう心理なのであまり良い印象は持てない。上手い歌手ではあるが、ジョビンを歌ってそれでも惹きつける個性があるようには思えなかった。 それからイヴァン・リンス登場。ここで1曲だけ、やはりジョビンのDindiをレイラとイヴァンとでデュエットで歌った。こういう共演であれば、レイラさんに悪い印象を持たないのだが、これでレイラさんは引っ込んだ。ホっとしたのは言うまでもない。(すまん。) ここからイヴァン・リンスのステージになる。キーボードをひきながら歌うスタイル・・・他にキーボード奏者はいる場合はボーカリストの弾いた音が入らない事も多いのだが、イヴァンのキーボードもしっかりサウンドとして機能していて結構上手い。
むしろCDではあんなに良かったのに、この人はライブではイマイチなのだろうか?とも考えてしまった。そういう意味では今回のライブは僕の中でイヴァン・リンスの評価を下げるものになってしまった。まぁ、たとえLIVEがダメでも、CDが良いのでそれほど悲観するつもりも無いのだが。 ただ、気になる事もある。一緒に行った友人は12年前にクアトロでイヴァン・リンスのライブを見て、非常に感動しまくったということであるが、彼も今回はガッカリした様子であった。彼の言うことには「イヴァンは老けてしまった」という一点張り。昔はもっと声量があり、声がここまで出るのかというほど凄かったらしい。それなら僕も12年前に見ておくべきだったな・・・・。 #ちょっと酷評になってしまってスミマセン。ただ、どうしても期待が大きかったので・・・。 2001.2.25 TKO |
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