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6: Out of This Mind  (音川英二)

このMINDというのは、論理的思考を扱う精神のことで、これはもちろん重要な役割を日常してるわけですが、とても役に立つ反面、今までに学んだことの組み合わせしかできないので、新しい飛躍的なものは生み出しにくいという欠点があります。
また、感動とか、美しいとか、かっこいいというのもこのMINDの働きではなく、もっと直感的な部分が感じていると思うんです。
それを魂とかSOULとか、ALMAとか、どう呼んでもいいですが、それがMINDより深いところの人間の本質のような気がします。
この曲の変拍子的な部分はこのMINDを表していて、複雑で凝っているんですが、まあ面白いけど感動するものではないですよね。
そこを抜けると、開放されて自由にはばたける、というようなイメージで作ったんです。
この曲が完成して一休みしてたら、もう1曲のほうのイメージが湧いてきて、頭の中で勝手に進んできたので、そのまま書いちゃいました。
それが、
8: Diversified Oneness (音川英二)

という曲で、最初のコードを弾いてみたら次に行きたいところがどんどん続いてきて、出来ちゃったって感じで作られました。
これはイントロの一拍半のコードパターンのバリエーションで出来上がっているようなもので、たいしたメロディもないんですが、これ以上なにも加えたい気がしなかったのでそのままにしました。
あっ、エンディングの7THコードの部分は後で書き足しました。
タイトルの意味は「多様化した1なるもの」というような意味ですが僕の宇宙観は1つのものが無限に多様化している状態で、それにはあらゆるものが含まれていて例外は1つもない、というものです。
自然も人間も文明も機械もゴミも全てこの1つのものの多様化したもので本質は1つだと思っています。
なんか哲学的な感じですが、当たり前のことを言ってるつもりなんです。だから親父ギャグもだじゃれも、シモネタも宇宙なのだー!!
9: GO-GO  (新澤健一郎)

Nervioでやったら一体どうなるんだろう?と楽しみに書いた曲です。
未知の状況に出くわした時に、誰がどう出るか、楽しんでみたかったというのもありますが。
シンセに付いているアルペジェーターを演奏に取り込んでみたら意外に面白かったのと、Nervio初、ベースが歪んでます(笑)。
あとはとにかく聴いてよ、って曲ですね。
 -追記-  新澤健一郎

「Alma」では、ミックスマスターを今話題の1ビット・オーディオ・レコーダーにてマスタリングスタジオに持ち込みました。
DSDミキシングということになるのでしょうか?
マスタリングそのものはHDCDです。
ともあれ、前作にも増して、音楽の奥行きや粒立ちをみずみずしく表現してくれています。
と、ここまでいろいろ書きましたが、そう、最後は聴いていただいた皆さんが何かを感じてくれれば、それが一番の私達の喜びです!


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