| David Spinoza and John Tropea | |
Masato Hashi@CyberFusion (以下CF)
最近の活動について聞かせてください。
John Tropea (以下JT)
新しいCDのための新しい作品を作っている。それに加えて、ニューヨーク近辺でスピノザ・トロペイ・トリオや自分の6人編成のバンドでライブをしている。それと、最近自分のスタジオをニュージャージーのウェストウッドにある新しい自宅に移したんだ。
CF
スピノザ・トロペイ・トリオについて教えてください。どんな曲を演奏しているんですか?
JT
デビッド・スピノザともう一年くらい活動してきている。アコースティック・ベースを普段はニッキー・パロットが演奏している。でも時たまジェイ・レオンハートやデビッド・フィンクが入ったりもする。僕たちはいろんな曲を演奏するんだけど、僕やスピノザのアルバムの中の曲やスタンダードをファンキー・ジャズのスタイルでプレイしたりする。それとこのバンドで日本やアジア、ヨーロッパにツアーできないかとあたっているところなんだ。
CF
あなたのアルバムではいつもベースはウィル・リーですよね。彼について話してくれますか。
JT
ウィルと僕は30年以上も前からの付き合いなんだ。彼と僕は最近の3枚のアルバムを共同プロデュースしている。僕たちは個人的にも音楽的にも考え方がよく似ているので、スタジオでもライブでも一緒に楽しくやっていけるんだ。彼は僕の親友の一人だし、彼の音楽は、雄弁なんだ。
CF
あなたは昔から時々アルバムでツイン・ドラムを使っていますが、ドラマーが2人という編成が好きなんですか?
JT
70年代にの僕の3枚のアルバムでは、リック・マロッタとスティーブ・ガッドを使った。レコーディングの最初の夜から、彼らは特別なノリがあったんだ。それでしばらくの間、ツイン・ドラムスを続けたんだ。それにライブの時に、彼ら2人を後ろにつけているというのはとてもエキサイティングなんだ。
CF
最近のビデオ・アーツからのアルバムでは70年代のアルバムに比べてポップスの曲を多く取り上げていますね。また多くのオリジナル曲はウィル・リーとの共作になっていますが、昔と作曲の方法とかを変えられたのでしょうか?
JT
ビデオ・アーツからのCDでは、より多くのポップスの曲を加えることによって、より多くの人たちに聞いてもらおうとしたんだ。特に一番最近のCDではより多くのヴォーカルを使っている。ウィルと僕は曲を製作するのに、すごく緊密にワークしているので、作曲も一緒にすることにしたんだ。僕の作曲の仕方という意味では、アプローチなどが変化したというわけじゃないんだ。
CF
好きなギタリストを教えてください。誰に一番影響を受けたのでしょうか?
JT
僕の一番好きなギタリストはジョージ・ペンソンだ。彼とは1964年以来の旧友でもあるんだ。また現時点ではジョージが僕に最も影響を与えたギタリストだと言える。
CF
若手のギタリストの中で好きな人はいますか?
JT
チャック・ローブ、ラッセル・マローン、それにノーマン・ブラウンが好きだな。
CF
最近のスムース・ジャズの人気はどう思いますか?
JT
音楽を広く聞いてもらうにはいい手段だね。でもそのフォーマットからはずれてしまうと、どんなにいい曲でも、かけてもらえなくなってしまう。
CF
今年の予定や新しいCDについて教えてください。
JT
最初にも言ったように新曲を製作中なんだ。それに一番重要なのは、2つのバンドのライブを進めていくつもりだ。
CF
どうもありがとうございました。
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