12月・・・クリスマスの時期到来である。CD屋に行けば、どこもかしこもクリスマスCD特集コーナーが設置され、いやおうなく季節を感じる。 しかし、以前はクリスマス・アルバムが嫌いだった。なんで大物ミュージシャンがそろいもそろって「♪ジングルベール、ジングルベール」なんてやらなきゃイカンのだと思っていた。
「Holiday」Russ Freeman (GRP GRD-9826)が、僕をクリスマス・アルバム好きにした張本人です。
それでその年以後はこの季節になるとクリスマス・アルバムをなにか買うのが恒例になってしまった。
それと、なんだかんだ言ってもKenny Gのクリスマス・アルバム。
と言っても、自分も1枚だけ「Miracles The Holiday Alubum」Kenny G(ARISTA BVCA-653)これだけですが結構堪能してます。 また、Saxということなら「Breath Of Heaven」Grover Washington Jr.(COLOMBIA CK68527)。
ボーカルものは数多くありますが、「Baby,It's Cold Outside」Holly Cole(Alert 6152810382)はアンニュイな雰囲気がいかにもクリスマスで好きです。
最後にちょっと離れますが「The Venture's Christmas Alubum」(東芝EMI TOCP-8685)の、なんというかチープなエレキ・ギターの音がなかなか良いんですよ。
クリスマス・アルバムはまだまだ数多くあるんですよね。毎年買っていっても間に合わないくらいに・・。
(TKO)
クリスマス・アルバムと言っても私の場合、クリスマス時期に買わないほうが多い。あんまりクリスマスって気にしてないので、後から音楽的興味だけで、「あっ、こんなCD出てたのか。」という具合に買うことの方が多い。そんな中で数少ないクリスマス時期に買ったCDがFourplay「Snowbound」だ。(Warner Bros 9362-47504)「サンタクロースがやって来る」などいかにもクリスマス・ソングという曲もあるのだが、半分くらいは上質なスムース・ジャズ。「Amazing Grace」なども入っていて別にクリスマスじゃなくても楽しめる。最後に入っている曲が「蛍の光」で、アメリカでは「蛍の光」ってクリスマスソングなんだという意外性と、この日本人として刷り込まれてしまったお馴染みのメロディーをLarry Carltonがいかにもカールトンというトーンで弾いているので何か妙な気がする。 Larry Carltonと言えば、自分の名義でも「Christmas At My House」というクリスマス・アルバムをだしている。こちらはアコースティック・ギター中心にもう少しオーソドックスにクリスマスな雰囲気。タイトルが「At My Home」というだけあってカールトンの奥さんが3曲歌っていてジャケットの内側にはカールトン一家の写真が写っている。
また1枚のアルバムとして一番好きなクリスマスものは「World Christmas」(Metro Blue CDP7243 8 36928 2 8)というオムニバス・アルバム。タイトルから想像がつく通りワールド・ミュージック系で、参加ミュージシャンも豪華かつバラエティーに富んでいて、ジョンスコ、カリビアン・ジャズ・プロジェクト、ジルベルト・ジル、ジュシュア・レッドマン&マーカス・ミラー、ボブ・バーグ&ジム・ベアード、ジプシー・キングス、アンジェリク・キジョーなどなど。全体の雰囲気はアフリカ、カリブ海などのトロピカルでいわゆるクリスマス・アルバムとはかなり違うので、クリスマス時期じゃなくても違和感がなくて夏にも棚から引張り出してきて聴いていることもあるアルバムです。 では皆さんも、よい音楽でよいクリスマスを! (橋 雅人) |