あのナニワエキスプレスが20世紀最後の年末に向けて再結成復活ライブをおこなう。

1982年にデビューして、同時期に登場した羅麗若やフォーナインとともに上方フュージョンとも呼ばれ、カシオペア、ザ・スクエアとともに日本フュージョン・バンドの雄として活躍した当時のメンバーそのままでの復活だ。

この再結成に向け、ベーシストでありリーダーでもある、清水興はコメントをよせてくれた。

リユニオン。読んで字のごとく再結成である。
我々も86年の解散後何度かリユニオンした。
もっともこれらはライヴハウスの何周年などと言うお祝い事のリユニオンだった。
今回のリユニオンは何の祝い事も関係ない。
単に再び集まるのだ。

80年代前半を一気に駆け抜けたNANIWA EXPRESSだったが、解散後はそれぞれが独自の道を歩む事になった。
それぞれが成長すればするだけ、ある種の疑問が脳裏をかすめる事になるのは、どのメンバーも同じだったようだ。
すなわち若かりし日々を費やした証に得る事が出来た、説明し難いエクスタシーは、実は想い出の中の幻ではないのかという疑問だ。
別の言い方をすればNANIWA以上の緊張と歓びを得る事が出来ているのかと言う疑問だ。
もちろんプロとして、歓びの少ない演奏活動など続ける事など出来るはずもない。
しかしながら真摯に自らに向かい合った時、この疑問に対して答えを出すのは難しかった。

一度は意見が食い違い、気持ちがすれ違って解散した共同体が、再び志をひとつにする事など不可能に近いのかも知れなかった。祝い事ならそんな事に触れる事無くニッコリ笑う事も簡単ではあった。
それでも今回５人は再び演奏する道を選んだ。
これはひとつのギャンブルかも知れない。

１週間の合宿を終え、新曲も用意して行われる４公演で明かされるその答えを、実は私も楽しみにしているのだ。

清水 興 bassist,

86年に解散後も各方面で活躍するメンバーは過去にも何度か単発的にリユニオン・ライブを行ってきたが、結成２３年目にあたる今回の再結成は、ライブの感触しだいでは来年も継続して活動する可能性もあるという。
ライブでの爆発的なパワーが売りのバンドだっただけに、どんな演奏を聞かせてくれるか楽しみだ。

NANIWA EXPRESS
清水興(bass)　
岩見和彦(guitar)　
中村建治(key)　
青柳誠(key&sax)　
東原力哉(drums)

ライブ日程

11/12　京都 LIVE SPOT RAG
11/13　京都 LIVE SPOT RAG
チャージ\4500 (税込み）限定１５０名
OPEN 18:00 START 19:30
チケットぴあ 06-6363-9999　（10/3発売）
ラグインターナショナルミュージック　075-255-7273 （10/3発売）
問い合わせ　ライブスポットラグ　075-241-0446

11/14 スイートベイジルSTB139
チャージ￥5250（税込み）　
OPEN 18:00 START 20:00
チケットぴあ　03-5253-9999　（発売中）
ローソンチケット　03-5537-9999　（発売中）
スイートベイジル　03-5474-0139　（発売中）
　　　　　　　　月〜土　11:00〜20:00
問い合わせ　スイートベイジルSTB139 03-5474-0139

11/28 大阪 梅田 HEAT BEAT
チャージ￥5250（税込み）　
OPEN 18:00 START 19:00
チケットぴあ　06-6363-9999（10/28発売）
ローソンチケット　06-6387-1900（10/28発売）
問い合わせ　キョードー大阪　06-6233-8888

清水興web site
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