Tribal Teck「Thick」ビクター(VICJ-60377)'99 - JAPAN

Scott Henderson(g) Gary Willis(b) Scott Kinsey(key) Kirk Covington(drs) 
 
●太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ●ロック系 ●Tribal Teck系

初めに申し上げておきます.実は私はスコヘンは熱心なリスナーではなく、買っても何度も聴く人じゃぁないんで、このバンドのサウンド、イマイチどんなサウンドだっけ??と思い出すのに苦労します(^^;) 覚えているのは、オーバードライブ系のエフェクターをかけたホールズワース系のフレーズのギターの音色だけです(^^;) 
だから新鮮な気持ちでこの作品を聴くことができました.1曲目の粒のはっきりしたベースのリフに、コーラス系をかけたギターのカッティングに、ザビル風のシンセの音を聴いた時は、あぁこんなサウンドのバンドだったなぁ〜とだんだん過去の作品を思い出してきました. そしてオーバードライブにコンプレッサー系のエフェクターで激しく、伸びがあるギターソロがのった時は、その姿がはっきりと見えてきました. ギターだけガンガンのバンドというイメージがあったんですが、それだけではなくJ.ザビヌル風キーボードと、ベースが唸るサウンドです. 中には実験的というか前衛的なアプローチもありますねぇ.8曲目はWR(ウェザーリポート)のブラックマーケットに出てきてもいいような雰囲気の曲でアコースティックギターでスライド奏法を見せており、全体的にけだるい雰囲気をかもしだしてます.9曲目では、スコヘンの以前の作品でJeff Beckのようなアプローチがあったんですが、それを彷彿させる雰囲気でリズムも完全に8ビートのROCKですねぇ. 全体的にハードな演奏で、T-SやLA系が好きな人にはあまりお勧めできないサウンドです.でも、彼らの前の作品をもう一回聴いてみようという気になりました. ギター小僧やベース小僧にはお勧め出来る作品ですねぇ. 
☆スムース系全盛のこの時代に嬉しいパワーです.(アスワン)  

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay

\2,400  2/27/99 at 新宿ヴァージン