Michael Paulo「Midnight Passion」Noteworthy(NWR9902)'99 - U.S.A.
Michael Paulo(ss,as) H.Mason(drs) Ray Fuller(g) David Willams(g) Michael "Patches" Stewart(tp) Kenji Sano(b) Brian Simpson(key) Leny Castro(per) Freddie Wasington(b) Mike O'Cneill(key) Dean Parks(g) Steve Porcaro(key)
○太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系 ●最近のサックス・スムース系

懐かしい人の作品が出てましたので、思わず買ってしまいました.確かハワイ出身です.
GRPの初期にこの人の作品がリリースされて、それ以来なので(買ったのが)10数年振りに彼の作品に触れます.
一曲目でびっくり!!デオーダードや「2001年宇宙の旅」でお馴染みの「ツァラトゥスタラはかく語りき」が入っているんです.デオダードの様なエレピのイントロなんですが、リズムが打ち込み系で新しい形で再現されてます.クライベビー風のギターのカッティングは好きですねぇ.以前このホームページで話題にした、Michael "Patches" Stewartのペットとサックスの絡みは決してバトルをしている分けではないのですが、お互いにサウンドの雰囲気を盛り上げぞくぞくするものを感じます.黒っぽいグルーブ感あるベースのリズムも心地よいです.
二曲目からは私が知っているパウロのサウンドに戻りまして、B.James(sax)やケニーG系のメロディアスな路線になります.曲によっては打ち込みのリズムでダンサブルな雰囲気で、W.Hill、A.Poter、D.Koz等の路線の様なサウンドです.この路線は今、溢れているとう表現が適切かどうか分かりませんが、どこもかしこもこのサウンドが流行ってます.その為、個性が失われつつあるのは事実で、M.パウロは他とどう違うか??と質問されると答えが出せません.しかし反対にこの路線が好きな人には非常に安心して聴くことが出来る作品ではないでしょうか.
二匹目のドジョウかもしれませんが、「ツァラトゥスタラはかく語りき」に挑戦した心意気は感じます.
☆この作品も売れるでしょうねぇ(アスワン)

   
Slow                   Speedy
Light               Heavy
Mellow                   Hard
Lyrical                 Cool
Melodious               Out of melody/code
Conservative                   Progresseve/Tricky
Ensemble                   Interplay

\2,890 5/21/99 at 銀座HMV