Ben Sidran(p,vo),Tony Levin(b),Steve Jordan(ds),Steve Khan(g),
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか
系の中間
1978年のモントルーはたくさんライブ・アルバムが録音された年になったようですが、特にfusion系は今回の再発でもあるように数が多く、マイク・マイニエリの関わった作品が多いのには目を引きます。そこでマイク・マイニエリの参加した「ブルー・モントルー1、2」「Free Smiles」(未CD化)、「Live at Montreux」(本作)から、これらを【マイク・マイニエリ モントルー3部作】と呼ぶ見方があるようです。(もしくは作品単位にすれば4部作) さて、本作は中心にベン・シドランが居て、マイニエリは3部作中ちょっと地味な参加ではありますが、他サイドと一緒に味のある関わり方をしています。全6曲中、ボーカル4曲、インスト2曲で、ボーカルはさすがにシドラン色が強いのですが、インスト2曲はかなりJAZZの色合いを濃くします。スティーブ・カーンもコロンビア時代のトーンで、ブルージーかつ鳴きのギターを聴かせます。それにランディ・ブレッカーはバラードに他ではなかなか聴けない素晴らしいソロを取りますし、マイケル・ブレッカーはどんな曲でもまさに彼ならでは・・・ファンなら期待に違わない素敵なブロウを聴かせます。マイニエリはビブラフォンに留まらず、アレンジでも活躍してます。
# これも今回がチャンス! まだの人も入手しやすいうちに・・・。(TKO)
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