Ben Sidran「Live at Montreux」ARISTA/BMG(BVCJ-37068)'78/99 Japan-Reissue

  Ben Sidran(p,vo),Tony Levin(b),Steve Jordan(ds),Steve Khan(g),
  Mike Minieri(vib),Michael Brecker(ts),Randy Brecker(tp)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか 系の中間 
  ○R&B         & nbsp;       ○ブラック系        ●歌物・NAC/AOR 系 
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系         □カリプソ系) 
  ○ユーロ系         & nbsp;  ○JAZZ系          ○JAZZと FUSIONの中間系 
  ○ブルース系          ○ロック系      

 1978年のモントルーはたくさんライブ・アルバムが録音された年になったようですが、特にfusion系は今回の再発でもあるように数が多く、マイク・マイニエリの関わった作品が多いのには目を引きます。そこでマイク・マイニエリの参加した「ブルー・モントルー1、2」「Free Smiles」(未CD化)、「Live at Montreux」(本作)から、これらを【マイク・マイニエリ モントルー3部作】と呼ぶ見方があるようです。(もしくは作品単位にすれば4部作)

 さて、本作は中心にベン・シドランが居て、マイニエリは3部作中ちょっと地味な参加ではありますが、他サイドと一緒に味のある関わり方をしています。全6曲中、ボーカル4曲、インスト2曲で、ボーカルはさすがにシドラン色が強いのですが、インスト2曲はかなりJAZZの色合いを濃くします。スティーブ・カーンもコロンビア時代のトーンで、ブルージーかつ鳴きのギターを聴かせます。それにランディ・ブレッカーはバラードに他ではなかなか聴けない素晴らしいソロを取りますし、マイケル・ブレッカーはどんな曲でもまさに彼ならでは・・・ファンなら期待に違わない素敵なブロウを聴かせます。マイニエリはビブラフォンに留まらず、アレンジでも活躍してます。
 ちょっとボーカル物?という見方があるかもしれませんが、各々のソロも多いし、他のLIVEに比べても遜色ない傑作です。これはつい最近まで入手難で、中古LPではボロボロに関わらず定価の倍もしてただけに今回のCD化は個人的に涙ものでした。

# これも今回がチャンス! まだの人も入手しやすいうちに・・・。(TKO)
 

   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow       Hard
Lyrical         Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative         Progresseve/Tricky
Ensemble       Interplay