Steve Khan and Rob Mounsey「You are Here」SIAM(SMD-50004)'98-U.S.A
Steve Khan(g), Rob Mounsey(key), Marc Quinones(per)

○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系          □サルサ系  □カリプソ系)
○ユーロ系                ○JAZZ系              ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系

 結論から言うと、脳味噌錯乱級!!の作品です. 'Sara's Touch'級の名曲が収録されている訳でもありません.この二人のソロがとてつもなく良いという訳でもありません.
  この作品を一言で言い表すと、センスの良さ.これに尽きるでしょう. 肝心のサウンドは、R.マウンジーの'イェロー・モンキー・オーケストラ'プロジェクトだったかな??彼の以前に出したソロの延長の様なサウンドです.
   具体的に言うとNY系の洗練されたお洒落なサウンドに、押さえ気味のS.カーンの生ギターに、カリブ海のラテン系の香りが少々、GRP初期の頃の透明感を小さじ一杯、リリカルで幻想的なキーボードのソースをかけた様な、非常に具体的に紹介しずらいサウンドです.(^^;)
   R.マウンジーは、最近ではR.マクドナルドのツァーに参加したり、昔はJ.ミロノフとJOE COOLを結成していたり、マイケル・フランクスのプロデューサーとして有名で、その頃からセンスの良さはピカ一でしたが、そのセンスがこの作品では随所に光っています.
   ハードな演奏からJAZZまでこなす、S.カーンをうまくコントロールして自分のサウンドにうまいことミックスさせ、透明感あるギターの魅力を引き出してます.'STEEL LIFE'辺りのメセニーのサウンドを連想させる様なサウンドもあり、どれが素晴らしいとは言えないんですが、全体に統一感あるサウンドとセンスは何度でも繰り返し聴いても飽きの来ない作りをしています. 3人で演奏しているんですが、厚みのあるサウンドです. うまくこのサウンドを表現できないんですが、試聴盤として出ていればとにかく試聴して下さい.
脳味噌錯乱級!!買いッ!!(アスワン)

   
Slow                   Speedy
Light               Heavy
Mellow                 Hard
Lyrical                 Cool
Melodious                   Out of melody/code
Conservative                 Progresseve/Tricky
Ensemble                   Interplay
 \2,250  11/23/98 at 池袋WAVE