Seawind「Wind Of Child」キングレコード(VSCD717)'73/'98 - Japan
Pauline Wilson(vo) Bob Wilson(vo) Bud Nuanez(g) Ken Wild(b) Jerry Hey(tp) Kin Hutchcroft(ss,as,ts,bs,flt) Larry Williams(key,as,ts,flt) H.Mason(per) etc.
    〇骨太いストレート系 〇明るく爽やか系 〇骨太系と爽やか系の中間
  〇R&B              〇ブラック系    ●歌物・NAC/AOR 系
  〇ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        〇JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     〇ロック系        ●Seawind系
こ のグループの2ndアルバムです.この作品も初CD化です. デビューアルバムと比べるとサウンドの幅が広がってます.
  のっけの一曲目は「One Sweet Night」これ、実は大好きな曲なんですがポップな明るい感じで、ポーリンの高音域のボーカルを上手く生かした曲です.
  2曲目の「Wind Of Love」では、幻想的なボーカルのメロディに組曲風のインストのパートが続いて、ボーカルのパートとバックのインストのパートが融合して一つの曲としてまとめています.
  3曲目はファンキーな曲調で絞り出す様なポーリンのボーカルが気持ち良いのですが、デビューで見られたリズムセクションのチト古臭いアレンジは解消されて、今聴いても古さを感じません.
  4曲目は、教会の鐘を連想させるリリカルなエレピから、チャック・マンジョーネ風のフリューゲルホーンのゆったりとしたテンポのテーマ、それに続くL.ウィリアムスのサックス等のインスト曲.今までの彼らのサウンドの枠を超えた幅の広さを感じます.
  このバンドはとかくポーリンとJ.ヘイ、L.ウィリアムスばかり注目されるのですが、作曲の殆どを行っているポーリンの旦那のボブ・ウィルソンのコンポーザーとしての能力も際立ってタイトル曲の「Wind Of Child」のサウンドはSeawind節を披露してます. 次のアルバム「Light the Light」でSeawindサウンドは完成し、アルバムも大ヒットした訳ですが、デビューアルバムの学生バンドサウンドから3作目の前述したヒット作へ移行するサウンドの昇華がよく理解できる作品だと思います.特にラリー・ウィリアムのキーボードのセンスが光ります. さて、Seawind名義では全てCD化された訳ですが、残るは、ポーリンとボブのウィルソン夫妻の名義で出した「Somebody Loves You」murrh(MSB-6637)'81となりました.マイナーレーベルなんでCD化されるのでしょうか??
脳味噌錯乱級!!買いッ!!.....再結成して!!お願い!!(アスワン)
   
Slow                   Speedy
Light                 Heavy
Mellow               Hard
Lyrical                   Cool
Melodious                 Out of melody/code
Conservative                   Progresseve/Tricky
Ensemble                   Interplay
2,800  10/9/98  at 銀座HMV