Jeff Berlin「Taking Notes」DENON(CY-18043)`97 - U.S.A.
Jeff Berlin(b), Scott Kinsey(key), Cliff Almond(drs), Alex Acuna(per), Captain Billy Lang(g), Howie Shear(tp), Jose Soplar(tp), David Stout(tb), Rob Lockart(as) etc.

    ○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系

彼をご存じない方の為にちょっと紹介するとT.Lavitz(key),Steve Smith(drs)Scott Henderson(g)と80年代PLAYERS というバンドを作ってました. 久々の新作になります. 彼のベースはとにかく速いのが特徴でして本作はその速さを前面に出した作品と言えます. 特に特徴的なのはEric Clapton の「Tears in Heaven 」をドラムとパーカッションのトリオで演っていますが、ギターの様に複数弦を使ったハーモニーとハマリング( 左の指でフレットを押さえて又は叩いて音を出す) を駆使してメロディ楽器として成り立つ程の音数を出しています. またソロも音を途切れない様に弾いてまして、ベースソロとは思えない厚さを感じます. ここまでの紹介で「ベース奏者にありがちな教則CDか..」と思ってはいけません. 教則CD的演奏をするベーシストと比べ、はるかに音楽として成り立っています. ベースだけを聴くのも良いし、彼の音楽を聴く・つまりサウンド全体としても十分に作られています. ベースはやはり前面に出ていますが、それをとりまくサウンドもよく作られているので決して教則CDにはなっていません. 全体的に明るいアメリカ人を現しているサウンドで軽快なホーンセクションを多用したサウンドで彼のオリジナル以外に前述のE.Clapton やJohn Lennonの「Imagine」そしてアメリカ国歌をベースソロで弾いてます. 彼の場合、テクニックを前面に出しているんですが嫌味が無い演奏なので、速いフレーズが心地良く聞こえます. とにかく彼のハマリングがコロコロと転がって聞こえるベースの音は魅力的です. ベーシストのソロと言っても肩が凝らないサウンドでベースファンに限らず楽しめる作品です.
 ☆ 脳味噌錯乱級一歩手前. 買いっ (アスワン)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay
\2090 at 新宿Disk Union(11/14/97)