Larry Coryell「Spaces Revisited」Shanachie(5033)`97 - U.S.A.
Larry Coryell(g), Bireli Lagrene(g), Billy Cobham(dr), Richard Bona(dr)
    ○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ●JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系    
前作はスムース系で売れ線を狙ったコリエルですが、今回は30年近くフュージョン創成期のコリエルがビリー・コブハム、チック・コリア、ミロスラウフ・ビトウス、マクラフリンらと作ったジャズロック的作品「Spaces」に因んだタイトルでひさびさの本格フュージョン作品となっています。ただ「Spaces」と同じなのはビリー・コブハムとの再演、ツイン・ギターという編成程度で内容の方はビレリ・ラグレーンとのアンサンブルが中心で「Spaces」とは全く違う仕上がりになっています。コリエルとラグレーンというとアコースティック・ギターを連想しますが、このアルバムでは2人ともほとんどの曲はナチュラル・トーンでエレクトリック・ギターを弾いておりツイン・ギターで曲のテーマを弾いていくという構成がなかなか気持ちよいです。選曲もミンガスの「グッドバイ・ポーク・ハット」、ロリンズやモンクの曲など耳馴染みのあるスタンダードも何曲がとりあげ聞きやすい癖のない曲がならんでいます。それなりにスムースな出来ではあるのですが、コリエルならではの個性を感じさせてくれるアルバムです。(MARC H.)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay