木住野 佳子「RANDEZ-VOUS」GRP(MVCJ-29001)'97 - Japan
木住野 佳子(Pf,Fender-rohdes), Phillippe Saisse(synth), Marc Johnson(b), Bill Stewart(Drs), Abe Fogel(Drs), Cyro Baptista(Perc), guest:Michael Brecker(ts), Andy Snitzer(ts), Gil Goldstein(accordion), Nick Moroch(g), Matt Garrison(el-b)

    ○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系        ●J-FUSION

木住野さんの第3作目の作品がリリースされました。今回はフィリップ・セスがプロデュースで、ゲストもかなり豪華になっています。彼女は、最初GRPから作品を出す日本人と言う事で話題になったのですが、こうして3作目が届けられた事からそれは単なる話題だけでなく、本格的なGRP参加なんだなぁと思いました。ちなみに今回のゲスト参加者はそれぞれ1曲(又は2曲)だけなので過度な期待は禁物!!マイケル・ブレッカーは軽く流したようなソロを聴かせますが、fusionにおける大御所的な風格を思わせます・・・1曲だけなのが残念。 サウンドはスムース系で気持ちよく、ちょっと聴いた感じは日本人の作品とは思わない雰囲気を持ってます。しかし、細かいニュアンスなど日本人好みに仕上がっていて、日本人向けの海外製作日本人作品とでも言って良いかも知れません。(ややこしいなぁ。)CMに使われている曲「夕暮れ時」は、まさに日本人の郷愁を思わせる優しいメロディ・・・日本人だからこそ出来た曲でしょう。 木住野さんのピアノ・プレイは素朴で正直というか、ピアノを素直に鳴らせています。それをセスがシンセで優しく包み込んでいる感じで、ジョンソンのウッドベースが支えている・・・こういったサウンド指向でウッドベースはちょっと珍しいですね。 アルバムはアコースティックだけで無く、曲毎に打ち込み系、エレピとか微妙な変化を見せますが、全体的にはピュアでナチュラルなフィーリングを感じます。もしもFMラジオから流れて来たら、その日の午後は穏やかに過ごせそうな気分にさせてくれそうです。(On Airも狙ってるかもしれませんね。)
 ☆ 個人的に最近は朝の定番(定盤?)になってます。(笑)(TKO)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay