Nils Landgren Funk Unit「Paint It Blue - A Tribute Cannonball Adderley」ACT MUSIC(9243-2)'96 - U.S.A.

Nils Landgren(tb,tp), Per Rusktrask Johansson(sax), Henrik Janson(g), Esbjorn Svensson(kb), Magrum Coltrane Price(v, syn). Lars Danielsson(b), Bernard Purdie(dr), Michael Brecker(sax), Randy Brecker(tp,fh), Airto Moreira(perc), Till Bronner(tp), Marcio Doctor(perc), Steffen Schorn(bscl)
     ●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
   ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
   ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系   □カリプソ系)
    ○ユーロ系        ○JAZZ系     ●JAZZとFUSIONの中間系
   ○ブルース系     ○ロック系        ●ファンク系
最近個人的に注目しているドイツのACT MUSICからの作品です。「Paint It Blue」という題名からローリング・ストーンズの「Paint It Black」を連想してしまいましたが、マイルス・デイビスの「Kind Of Blue」からとっているようです。で、内容の方はキャノンボール・アダレイに捧げるというファンクアルバムになっています。リズムのノリはアナログで結構古め、ギターのバッキングがチャカポコなり、ウォーターメロンマンみたいな曲もあり一昔前のヘッドハンターズを連想させるようなところがあります。その上に曲によっては部分的にラップがのっていて少し今風の味付けもされていますが、基本は昔のジャズファンクで、ブリブリと力強いノリが気持ちよく全編を通して聞けます。かと言ってノリだけで押し通してしまうのではなく、リーダーのニルス・ラングレンのトロンボーンとトランペットの2管を中心としたアンサンブルに個々のプレイヤーのソロがのりハードな部分があったかと思うとポップなメロディーもありバランスよく楽しませてくれます。マイケル・ブレッカーは1曲だけのゲスト参加ですが、ファンクリズムでのソロはマイケルのお得意という訳でこれもいいです。脳味噌錯乱級とまではいかないんだけど好きです、こういうアルバム。(MARC H.)

SlowSpeedy
LightHeavy
Mellow Hard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay