Oregon 「Northwest Passage」INTUITION(INT-3191 2)'97 - Germany
Paul McCandless(oboe,s-sax,English horn), Glenn Moore(b), Ralph Towner(12 string & classical g,pf,key), guest:Arto Tuncboyaciyan,Mark Walker(Drs,Percussion)

    ○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系        ●NEW AGEに近い
オレゴンの2年ぶり、19作目の新作が出ました。レーベルは、今までバンガード、エレクトラ、ECM、INTUITIONと渡り、前作はチェスキーから出されましたが、本作は再びINTUITIONから出しています。オレゴンはオリジナル・メンバー打楽器奏者の故コリン・ウォルコット亡き後、トリロク・グルトゥを一時メンバーにしたものの、それ以後は3人だけで2作出しましたが、本作では打楽器奏者2人をゲストで迎えています。また、今回はパット・メセニー・グループのスティーブ・ロドビーをプロデューサーに迎えているのも特色の1つです。オレゴンはCD店によってはNEW AGEの棚に入れられてしまうのですが、そのアドリブや音楽の持っている資質はJAZZ、FUSIONのものです。でもNEW AGEに入れたくなるほど気持ちの良いサウンドを聞かせるのが特徴で、今回もそれは裏切っていません。 本作のサウンドは、いつものオレゴンのアコースティック主体の気持ちよいサウンドが聴けますが、今回は意外にsaxのマッキャンドルスが頑張っていて、ソロがいつもよりもハードにフューチャーされてJAZZらしくもあります。ゲストのドラム、パーカションですが、故コリン・ウォルコットまで至っていないのは当然としても、だいぶ健闘してると言っても良いでしょう。全体的には、パーカッション系が加わったためか、3人だけよりもリズムにコアが出来て、力強さが加わったように思います。ただし、そこは好みでこのバンドにはもっとソフトさを好まれる方もいらっしゃると思いますが・・・。また、名曲”Yet To Be”が再演されているのは、古くからのオレゴン・ファンには嬉しい事でしょう。
 ☆ NEW AGEという言葉以前からあるバンドです。(TKO)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay