Chick Corea & Gary Burton 「Native Sense」Stretch(MVCL-24003)'97 - Japan
Chici Corea(pf),Gary Burton(vib,malimba)

    ○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系    ●ECM系

彼等のECM時代に「クリスタル・サイレンス」で一世を風靡したデュオの15年ぶりの新作です。ECM以外で出されるこの顔合わせ(オムニバス除く)は初めてで、ECMのプロデューサー、マンフレッド・アイヒャーが関係しなくてあの”美”が出せるのか?久しぶり過ぎて風化してないか?等の心配はありましたが、このマスター2人にそんな心配は杞憂でした。アコースティック・ピアノとビブラフォンによるデュオの織りなす美の瞬間が、あたかも時を止めるような錯覚さえ起こさせる・・・あまりにも美しい演奏です。 それと選曲についても昔RTF(Return To Forever)で演奏された"NO MISTERY"、チックの「MY SPANISH HEART」でジャン・リュック・ポンティ、スタンリー・クラークと繰り広げられた"ARMANDO'S RHUMBA"、同じくチックの「TOUCHSTONE」でリー・コニッツと演奏された"DUENDE"・・・・等、過去チックの名演をこのデュオで再演されてます。チックの曲って楽器編成がなんでもOKで、こういうのも出来る作曲能力というか・・・脱帽です。 ちなみに国内盤は"I LOVES YOU PORGY"がボーナス・トラックなのですが、この曲は一番最後でバラードのなかなか良い雰囲気で作品を終わります。もしもこの曲が無いとするとその前のセロニアス・モンク作曲の非常にリズムカルな曲で終わる事になり、作品を最後まで聴き通した場合の印象が随分と変わってしまう気がします。この曲が入った方をお勧めします。
 ☆このデュオのクリスタル・サウンドは健在です。(TKO)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay