Hiram Bullock「Carrasco」ビクター(VICP-60109)`97 - Japan
Hiram Bullock(g,vo), Sergio Brandao(b), Bakithi Kumalo(b), Dario Eskenazi(key,vo), Higo Fattoruso(key), Steve Berrious(drs), Tamon Echegaray(per), Sebastian Oliveira(per), Francisco Fattoruso(per), Arturo Predez(per)
    ○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ●ラテン系(□ブラジル系 ■サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系
最近、彼の作品はハイピッチで出されますねぇ. 先週お店で見本盤が流れていて、ボーカルの声で彼と分かったんですがその一週間後に店頭に並んでいてその早さには意外な感じでした. この作品のテーマは「ラテン」の様ですねぇ. ボビー・コールドウェルの代表作とも言える「What You Won't Do For Love」 (風のシルエット) をサルサ調にアレンジして歌っているのがこの作品を象徴する音です. 他もLA系の軽いラテンタッチの曲やキューバのリズムを取り入れたり、かなりパーカッシヴなリズムでラテンを意識してます. チェニジアの夜も取り上げて暑い夏の夜を繰り広げてます. サルサはアメリカで受けていてニューヨーク・サルサなるジャンルも生まれていますが本場のサルサ程はしつこくなくサラ〜ッと仕上げてます. 彼のD.Sanborn の1st で「Promise me the Moon 」を歌っていましたがあちらは軽いLA系のラテンタッチの曲でしたがこの作品ではそれよりラテン色が濃く出てます. この作品を聞きながら何故、今サルサなんだろう??と思いましたが夏にリリースしたので季節感からサルサを取り上げたのでしょうか??ロックをやったり今度はラテンと色々やってくれるんですが今回の作品はラテンパーカッションとラテンピアノを取り入れたんですが、只それだけでもうちょっと新しいアイディアが欲しかったですねぇ. 素直にサルサ系の音をやったところで彼はスタジオをバリバリこなすミュージシャンでこれぐらいのことは朝飯前のはずです. 彼ならではラテンの料理方をもっと前面に出して欲しかったです.
 ☆ 悪くは無いが、それほどインパクトもない (^^;) (アスワン)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay
\2400 at Tower新宿(8/23/97)