Tom Kennedy 「Basses Loaded」TKM Record(TKM 5002-2) '96 - U.S.A.

Tom Kennedy(b), Dave Weckl(dr), Tania Maria(v,pf), Ray Kennedy(kb), Sammy Figueroa(perc), Keith Fiddmont(sax)
    ○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間    
  ○R&B 系           ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(■ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)       
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系     ○ロック系    ○ワールドミュージック系              
ベーシストのトム・ケネディーのおそらく初のリーダーアルバムです。 彼のプレイは84年のビル・コナーズのアルバムでのデイブ・ウェックルとのトリオの印象がよかったので、このCDを手にしたのですがこのアルバムもウェックルが全曲で叩いています。その上ウェックルは自分のスタジオで録音したものについては彼がエンジニアまでしています。曲は売れ筋ねらいのソプラノサックスがメロディーを奏でるスムース系のものと、トム・ケネディーのベースと元祖(?)手数王ウェックルの強烈なドラムのリズムがからみある硬派のものが混在します。 お薦めはタニア・マリアが参加している2曲でこの手のラテン風の曲でのこの2人のリズムのキレは強力で、聞いていて気持ちよくなります。 全体にソプラノサックスがメロディーラインをとっているのですが、どうせならもっと硬派なつくりにするか、ラテン色を強くすればもっといいアルバムなのになあというのが 個人的な感想です。 (MARC H.)


ジャケットの雰囲気だけで買ってしましました. 本人はベーシストで5弦ベースとアコースティックベースを弾いている様です. メンバーからストレートな硬派のサウンドを想像しましたが、一曲目でこけてしまいました. 硬派なサウンドどころか、ケニーGの様なスムース系のサウンドが飛び出し ましたから.この曲でベースのソロを弾いていますがそれなりに無難なソロです.プロだから速いフレーズと難しいフレーズを難なく弾くのは当たり前の事ですが、可も無く 不可もなくといったとこでしょう.2曲目ではスラップでD.Weckl と変拍子風のリズムでスタンダード曲を料理してます. 最近流行りのD.コーズ、A.ポーター、W.ヒル風の サウンドが大半を占めますが、T.Maria が参加した曲ではF.プリム風のブラジル系のサウンドを聴かせます. 彼のベースが前面に出たのは最後の曲だけでD.Weckl とデュオ でジャコ風の速弾きベースでソロを聴かせてくれます. 多分、本人にすればベースを前面に出して自分のテクニックを披露したかったと思いますがプロデューサー等色々、 回りの意見で最後の曲だけになったと想像します. それまでのホンワカとしたムードが激しいドラムとベースソロで一転してとても同じアルバムに収録されていると思えない 程の変化ですからねぇ. まぁ次作でどこまで自分を主張出来るか楽しみな存在であります.
 ☆ 今度は硬派な路線に期待したいです. (アスワン)

SlowSpeedy
LightHeavy
MellowHard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay