T-SQUARE「Paradise」 T-SQUARE Music Entertainment(OLCH10001) 2015 - Japan  


安藤正容(guitar), 伊東たけし(sax), 河野啓三(keyboards), 坂東慧(drums)
  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

T-SQUAREの41枚目(!!)となるアルバム。

1曲目の「Mystic Island」は従来のT-SQUAREのイメージとはかなり異なるダンサブルなナンバー。
シンセ・ベースがリズムを引張り、オーケストラヒットをアクセントに多様しているのが、印象的だ。
この曲はバンド最年少の坂東の作曲によるもので、何とアルバム全9曲中、過半の5曲を坂東が書いている。

2曲目の「Vivid」はいかにもT-Sらしいメロディー・ラインの曲なので、てっきり安藤の曲だと思ってクレジットを確認するとこれも坂東の曲でちょっと驚かされる。
坂東が加入してからでも、もう10枚目のアルバムということで、親子ほどの歳の差のある大先輩の中でバンドを引張っていく存在になっている。

哀愁を帯びたピアノ、サックスのイントロから入り、安藤の泣きのギターが絡んでくる6曲目のバラード「Eternal Glory」はシンプルなメロディーをインストで歌い上げるなかなかの名曲だ。

新しいスパイスを加えながらもT-SQUAREのポップ・インスト路線は健在で、新旧のファン共に理屈抜きで楽しめるアルバムだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay