Gilad Hekselman「Homes」 Jazz Village(580058) 2015 - EU  


Gilad Hekselman (guitar), Joe Martin(bass), Marcus Gilmore(drums), Jeff Ballard(drums)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

イスラエル出身の若手ギタリスト、ギラッド・ヘクセルマンの最新アルバムである。
前作ではサックスのマーク・ターナーをゲストに加え、ライブもカルテット編成でしていたが、今作ではベーシックなギター・トリオ編成に戻り、ドラムのジェフ・バラードが2曲で参加している以外は気心のしれたジョー・マーティン、マーカス・ギルモアのリズム・セクションで固めている。

そのジェフ・バラードが参加している2曲がなかなかおもしろい。
3曲目の「Keedee」はバラードとギルモアのツイン・ドラムの編成。2人のドラマーの絡み合いが微妙なグルーヴ感を生みだしている。
またもう1曲のバラード参加曲はトリオ編成で、パット・メセニーの「Last Train Home」をカバーしている。バラードならではのノリの上で、ヘクセルマンならではの浮遊感あるギターを聴くことができる。

アルバムを通してヘクセルマンの浮遊系超絶ギターは健在で、ローゼンウィンクルあたりよりももう一世代新しい感覚を感じさせるギタリストだ。
個人的にはアリ・ホーニグのバンドでの聴けるようなエッジの聴いたギターも持って聴いてみたいのだが、このリーダーアルバムでの演奏はかなり内省的である。

尚、ヘクセルマンのサイトで2015年12月現在このCDのVIPパッケージ1600ドルコースでプライベートソロコンサート、3500ドルでプライベートトリオコンサートを購入できることになっている。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay