Bob James「Alone-Kaleidoscope By Solo Piano」Red River Entertainment (RRE-CD-334)  2013 - U.S.A.  

 

Bob James(p)

 
○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系       ● ECM

 

ボブ・ジェームスのソロというと、これまではクラシック作曲家のラモー、スカルラッティの曲を吹き込み、クラシック音楽寄りの作品ばかりが浮かんでくる。

今回は自作カバーやJazzと、ポピュラー寄りのソロピアノ作品になった。

聞いてみると、本当に心地よく、このような作品がこれまで無かったというのが意外なくらいだ。

それとこれらの吹き込み場所が、東京ということもビックリさせられる。

 

演奏曲は、ボブのオリジナル、Jazzスタンダードがほとんどで、新しめではスカボロフェア(サイモン&ガーファンクル)があるくらい。

 

Jazzの名曲”Never Let Me Go”では、意外なことに、少しECMっぽくて、透き通るようなピアノを聞かせる。

ちょっと聞いた感じはキース・ジャレット風で、ピアノに残響が琴線に触れ、これがなかなか良い。

 

そのキースやマイルス・ディヴィスも演奏した”It Never Entered My Mind”は、逆に少しポップで軽やかな演奏で、もし前者を知っているならば、聞き比べてみるのも良いかもしれない。

 

それと、やっぱり楽しいのがボブ・ジェームスの人気曲のソロピアノ・バージョン。

メドレーのウエストチェスターレディ、タッチダウンやアンジェラは楽しく、とても心躍るような気持ちになる。

 

これはボブ・ジェームスのありそうで無かった1枚ということになりそうだ。

同じアコースティック・ピアノという意味では、ボブ・ジェームス・トリオと並んで、珠玉の一枚になりそうだ。

 

# ボブ・ジェームスのアコースティック路線の1枚がまた増えましたね。(TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay