ボブ・ジェームスのソロというと、これまではクラシック作曲家のラモー、スカルラッティの曲を吹き込み、クラシック音楽寄りの作品ばかりが浮かんでくる。
今回は自作カバーやJazzと、ポピュラー寄りのソロピアノ作品になった。
聞いてみると、本当に心地よく、このような作品がこれまで無かったというのが意外なくらいだ。
それとこれらの吹き込み場所が、東京ということもビックリさせられる。
演奏曲は、ボブのオリジナル、Jazzスタンダードがほとんどで、新しめではスカボロフェア(サイモン&ガーファンクル)があるくらい。
Jazzの名曲”Never Let Me Go”では、意外なことに、少しECMっぽくて、透き通るようなピアノを聞かせる。
ちょっと聞いた感じはキース・ジャレット風で、ピアノに残響が琴線に触れ、これがなかなか良い。
そのキースやマイルス・ディヴィスも演奏した”It Never Entered My Mind”は、逆に少しポップで軽やかな演奏で、もし前者を知っているならば、聞き比べてみるのも良いかもしれない。
それと、やっぱり楽しいのがボブ・ジェームスの人気曲のソロピアノ・バージョン。
メドレーのウエストチェスターレディ、タッチダウンやアンジェラは楽しく、とても心躍るような気持ちになる。
これはボブ・ジェームスのありそうで無かった1枚ということになりそうだ。
同じアコースティック・ピアノという意味では、ボブ・ジェームス・トリオと並んで、珠玉の一枚になりそうだ。
# ボブ・ジェームスのアコースティック路線の1枚がまた増えましたね。(TKO)
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Slow
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Speedy
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Light
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Heavy
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Mellow
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Hard
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Lyrical
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Cool
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progresseve/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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