渡辺香津美 「Lotus Night」 Ewe Records (EWBS181) 2011 - Japan  


渡辺香津美(g), Mike Mainieri(vibe), Warren Bernhardt(piano)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○NY系

Tokyo Jazz2010のTochika2010で集まった3人がその直前に銀座ヤマハ・スタジオで行ったライブを収録したアルバム。
Tochikaはエレクトリックを前面に出したフュージョン・サウンドだったが、こちらのトリオは渡辺香津美はエレクトリック・ギターを中心に弾いてはいるが、サウンドはアコースティックである。

そして渡辺香津美名義のアルバムになってはいるが、サウンドを聴く限りはマイニエリ、バーンハートのデュオに香津美が客演しているような雰囲気である。
Tokyo JazzはTochikaの再演であったが、こちらはまさに1978年のモントルーでのマイニエリ、バーンハートのデュオでのライブ盤「Free Smile」の再演といったところだ。

特にお馴染みのマイニエリの「Sara's Touch」、再結成L'Imageのレパートリーにもなっているバーンハートの「Praise」の演奏は完全に2人の世界である。
久々に演奏される感のある「Sara's Touch」はかなりため気味に演奏されていてなかなかぐっとくる。
また「Sara's Touch」という観点からみると3人同時に演奏したことはなかったのではと思うが、Steps Aheadの再演という言い方もできるかもしれない。
そう言えばここで演奏されている「Stella by Starlight 」は香津美が80年代に客演していたStepsで演奏されていたように思う。

香津美ファン向けというよりはマイニエリ・ファン必聴盤でしょう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay