Boris Savoldelli 「Biocosmopolitan」 MoonJune Records (MJR037) 2011 - U.S.A.  


Boris Savoldelli(vocals), Paolo Fresu(tp,fh), Jimmy Haslip(bass)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ●歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

イタリア人ヴォーカリスト、ボリス・サヴォルデリの最新アルバム。

基本はボリス・サヴォルデリの一人多重録音アカペラ・コーラスで、そこにパオロ・フレスが2曲、ジミー・ハスリップが1曲ゲストで参加している。
リズム・パートもヴォーカルなので、アル・ジャロウが多重録音でアカペラをしたようなものというとイメージがわきやすいかもしれない。

もっともゴスペルをベースとしたようなアメリカの黒人系のアカペラとは形式は似ていても、こちらはヨーロッパの大聖堂で響くようなもっと荘厳な趣があり、カラーの違いを感じる。

ただだからと言って堅苦しいコーラスになっているのではなく、ほとんどがオリジナル曲で綴られる内容はあくまでもポップかつファンキーで、ビート感もたっぷりである。
ちなみに唯一のカバー曲ではジミヘンの「Crosstown Traffic」が取り上げられている。

アカペラというのはイタリア語とのなので、こちらが本家アカペラというべきなのだろう。
なかなかユニークかつ楽しめるアルバムである。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay