David SanborneOnly EverythingDecca Records(B0013778-02) 2010 - U.S.A.  

David Sanborne (as),Joey DeFrancesco(org),Steve Gadd(ds),
Bob Marach(ts),Frank Basile(bs),Tony Kadleck(tb),Mike Davis(b-tb),
Gil Goldstein(arr)Joss Stone(vo),James Taylor(vo)
 
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ECM
 

ここ数作のデヴィッド・サンボーンのなかでは、最も面白い作品に思います。

いつものレギュラー・メンバーではなく、基本的にジョーイ・デフランセスコ、スティーブ・ガッドのトリオに、ブラスセクションが加わる形態です。

 

このトリオだけの演奏が素晴らしく秀逸。

サックス、ハモンド・オルガン、ドラムだけの演奏なので、シンプルでいて、ストレート・・・そしてJAZZ度の高い演奏です。

無駄な音がそぎ落とされ、サンボーンの息吹がダイレクトに伝わってくるかのようです。

デフランセスコのオルガンも素晴らしく、バッキングにソロにと、オルガン好きにはたまらない演奏でしょう。

このトリオで演奏する曲はいずれもスローなバラードで、それだけに来るものがあります。

本当は編成の大きい曲の間に、シンプルなトリオの曲を配曲したのでしょうけど、こちらのトリオの方により魅力を感じます。

 

そしてブラスの加わった曲は、いずれもテンポが良く、ブラスの歯切れが気持ちよいです。

レイ・チャールズにささげるということで、レイの曲はもちろん、サンボーンのアイドルであるハンク・クロフォード(元レイ・チャールズのサックス)の曲も取り上げています。

更に2曲でゲストのボーカルが加わります。

 

サンボーンはいずれの曲でも、いつものサンボーン節を聞かせてくれます。

また、得意のR&B路線ということと、シンプルなバックで自由度の高いソロが取れていて、いつもに加えてより冴えている感じがします。

 

それとサンボーンに次いでフィーチャーされるのがデフランセスコのオルガン。

ある意味、サンボーfeaturingデフランセスコと言えるくらいに、デフランセスコの健闘が聞けます。

 

毎作良いCDをリリースするサンボーンですが、今回は予想以上に素晴らしい作品に思いました。

 

#  サンボーンのいつもの路線と、また一味違う作品でしょう。(TKO

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay