The Rippingtons 「Modern Art」 ユニバーサルミュージック/Peak (UCCO-1074) 2009 - Japan  


Russ Freeman(g.kb,program), Dave Krasony(drums), Bill Heller(kb), Jeff Kashiwa(sax,EWI), Rico Belled(bass)
Guest : Rick Braun(tp)
  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○スムース系

ギタリストのラス・フリーマン率いる西海岸の長寿フュージョン・バンド、リッピントンズの昨年の20周年記念アルバム以来のニュー・アルバム。
このアルバムではサックスのジェフ・カシワがレギュラー・メンバーとしての復帰を果たしている。

ジェフ・カシワの耳当りのいいサックス・サウンドと共にこのアルバムの特徴となっているので、ラス・フリーマンのアコースティック・ギターだ。
リッピントンズと言えばラスの甘いディストーションの効いたエレクトリック・ギターのサウンドをすぐに思い浮かべるくらいだが、このアルバムではそのディストーション・サウンドは影を潜め、哀愁を漂わせたアコースティック・ギターのサウンドが前面に出ているので、従来のリッピントンズとはかなり印象の違うサウンドになっている。

メロディアスなテーマの曲を軽快なリズムにのって演奏するというバンドの基本コンセプトはそのままに保ちながらも20年を越えて、新しい一歩を踏み出そうとしているように感じられるアルバムだ。
日本盤にはボーナス・トラック「Night Vision」が収録されている。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                       Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay