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ディーン・ブラウンのギター・トリオの2008年12月5-7日東京コットンクラブでのライブ盤である。キーボード奏者がクレジットされているが、2曲だけの参加でオーバーダブされているようなのであくまでもギタートリオが基本の演奏である。(ギターもところどころオーバーダブされているように聴こえる)
 
演奏されているのはディーン・ブラウンのオリジナルのインストナンバー7曲を中心に、スタンダードの「Soul Eyes」とヴォーカル曲としてジンヘンの「Up From The Skes」、ビートルズの「All You Need Is Love」の2曲の全10曲である。歌物ではウィル・リーとともにディーン・ブラウンのヴォーカルも聴くことができる。決してうまい訳ではないが、なかなかいい味を出している。
 
インストはライブならではの勢いのある演奏で、過去ブレッカーブラザーズやデビッド・サンボーンのサポートでお馴染みのちょっとクセのある盛り上がりが特徴のディーン・ブラウンのギターを堪能することができる。(そう言えば時期はずれるがメンバー3人ともブレッカーブラザーズ在籍経験者と言うトリオである。)
 
ライブということでデニチェンのドラムソロのパートもフィーチャーされている。迫力、テクニックは相変わらず申し分ないのだが、往年のグルーヴ感が若干感じられないような気もする。
 
1曲目の「Take This」のような切れ味のよいギターインストはもちろんいいのだが、実はこのアルバムで一番気に入ったのは「Up From The Skes」のウィルとディーンの2人の掛け合いのようなヴォーカル部分だったりもする。
 
ちなみに「DBIII」というタイトルはDean Brown Trioということなのだろうか、それとも「Here」 、「Groove Warrior」  に続く3枚目の
リーダーアルバムという意味なのだろうか?(橋 雅人) 
 
 
|  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  
| Slow |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  | Speedy |  
| Light |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  | Heavy |  
| Mellow |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  | Hard |  
| Lyrical |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  | Cool |  
| Melodious |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  | Out of melody/code |  
| Conservative |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  | Progressive/Tricky |  
| Ensemble |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  | Interplay |  
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