Dean Brown with Dennis Chambers+Will Lee 「DBIII Live at the Cotton Club Tokyo」 BHM (1041-2) 2009 - Germany  


Dean Brown(g, vocal), Dennis Chambers(drums), Will Lee(bass, vocal), Bobby Sparks(kb)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ディーン・ブラウンのギター・トリオの2008年12月5-7日東京コットンクラブでのライブ盤である。
キーボード奏者がクレジットされているが、2曲だけの参加でオーバーダブされているようなのであくまでもギタートリオが基本の演奏である。(ギターもところどころオーバーダブされているように聴こえる)

演奏されているのはディーン・ブラウンのオリジナルのインストナンバー7曲を中心に、スタンダードの「Soul Eyes」とヴォーカル曲としてジンヘンの「Up From The Skes」、ビートルズの「All You Need Is Love」の2曲の全10曲である。
歌物ではウィル・リーとともにディーン・ブラウンのヴォーカルも聴くことができる。決してうまい訳ではないが、なかなかいい味を出している。

インストはライブならではの勢いのある演奏で、過去ブレッカーブラザーズやデビッド・サンボーンのサポートでお馴染みのちょっとクセのある盛り上がりが特徴のディーン・ブラウンのギターを堪能することができる。
(そう言えば時期はずれるがメンバー3人ともブレッカーブラザーズ在籍経験者と言うトリオである。)

ライブということでデニチェンのドラムソロのパートもフィーチャーされている。迫力、テクニックは相変わらず申し分ないのだが、往年のグルーヴ感が若干感じられないような気もする。

1曲目の「Take This」のような切れ味のよいギターインストはもちろんいいのだが、実はこのアルバムで一番気に入ったのは「Up From The Skes」のウィルとディーンの2人の掛け合いのようなヴォーカル部分だったりもする。

ちなみに「DBIII」というタイトルはDean Brown Trioということなのだろうか、それとも「Here」「Groove Warrior」 に続く3枚目の リーダーアルバムという意味なのだろうか?(橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay