T-Square Super Band 「Wonderful Days」Village Music(VRCL10011) 2008 - Japan (CD/SACD Hybrid)  
安藤 正容(G), 伊東 たけし(Sax,EWI), 和泉 宏隆(P), 田中 豊雪(Ba), 則竹 裕之(Ds), 須藤 満(Ba), 宮崎 隆睦(Sax), 河野 啓三(Key), 坂東 慧(Ds)
仙道さおり(perc), 村田陽一(tb), Luis Valle(tp), 竹野昌邦(t.sax), マイケル河合(perc)

  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

バンドの30周年記念盤ということで、過去のメンバーをゲストに迎えてのスーパー・バンドとしてのアルバムになっている。
最近はロック、ポップスよりのサウンドに振れているという印象のあったT-Squareだが、このアルバムは原点に返ったようなフュージョン作品になっているように感じる。
もちろんT-Squareならではのロック色の強い曲もあるのだが、オープニングのカリプソ・タッチの曲に始まり、ブラック色の強い曲、スムース系っぽい曲、アーシーな曲、久々に和泉のメロディアスな生ピアノが聴ける曲などヴァラエティーに富んだいい曲が目白押しである。

3曲目の伊東、宮崎のツイン・サックスでのアンサンブルの響きは新鮮だし、4曲目「Seeking The Pearl」のクリアなギターとEWIによる透明感のあるフュージョン・サウンドは今までのT-Squareにはなかった新境地のように思う。

このアルバム、単なるお祭り的なオールスター・セッションではない、なかなか完成度の高い仕上がりだ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay