Quincy Jones & Friends「50years in Music Live at Montreux 1996」ビデオアーツ・ミュージック (VABG1258) 2008 - Japan  
Quincy Jones(conduct), Greg Phillinganes(kb), Ray Fuller(g), Nathan East(bass), Stephen Ferrone(drums), Luis Conte(perc), Gerald Albright(sax), Patti Austin(vocal), Brody Buster(harmonica), Phil Collins(vocal), Mick Hucknall(vocal), Chaka Khan(vocal), James Morrison(tb,fh), David Sanborn(sax), Toots Thielemans(harmonica), Northern Illinois University Jazz Band, Vocal Sampling(back vocal) etc.

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ●ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ビッグバンド系

1996年にモントルーで行なわれたクィンシー・ジョーンズの50周年記念ライブを模様を収めた映像作品。

初期のビッグ・バンド・ジャズ作品から時代を追ってこの時点での最新作「Q's Jock Joint」までの全20曲がビッグ・バンドに豪華ゲストを交えて演奏されていく。
後半に行くにつれてブラック・ミュージック色が強くなっていくような構成だ。
全体に渋めの選曲でクィンシーの超ヒット曲、「Thriller」や「愛のコリーダ」のような派手な曲は演奏されていないが、常に時代の半歩先を走ってきたトレンド・セッター、クィンシーの魅力が存分に楽しめる。

圧巻はチャカ・カーンとパティー・オースティンのデュエット曲「Dirty Dozens」で、大迫力のヴォーカルに思わず惹きこまれてしまう。
「Do Nothin' Till You Hear From Me」でのフィル・コリンズのハイ・トーン・ヴォーカルも素晴らしい。
サックスのジェラルド・アルブライト、デビッド・サンボーンの好演も随所で楽しめるし、トゥーツ・シールマンスのハーモニカのほっとさせてくれる暖かい音色もよい。

全20曲ほんとに盛りだくさんな内容で、あっという間に見終わってしまう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay